『あさはかな夢みし(1)』 / 瀧波ゆかり
★ × 81
(内容紹介)
時は平安時代、京の都に一人の姫君がおりました。現実世界(三次元)の殿方に全く興味がなく、明けても暮れても草紙を読んでは妄想妄想。そんな腐りきった平安女子を更生させるべく一人の舎人(召し使い)がやって来た。はたして姫君は人並みの恋愛、結婚を叶えられるのか!?
『はるまき日記 - bookworm's digest』が面白かったので、早速著者の最新刊を。
2016年7月19日現在1巻しか発売されていませんが連載中だそう。
舞台は平安時代、結婚せずに草紙(今でいう小説)ばかり読み、妄想の恋愛に耽る女性が主人公。
そんな彼女の元にイケメンの舎人が1人やってきて、彼女に相応しい結婚相手探しに協力してもらう、というあらすじです。
「結婚相手探し」「妄想の恋愛」「イケメン召使い」そして彼女に草紙を売る「かっこ可愛い女」も出てくるあたり、背景と人物設定はドストレートなサブカルBLもの、のように思いました(全然詳しく無いですが、、)。
これは『はるまき〜』を読んで私がイメージしていた著者の漫画そのものだったので、特に驚きはなかったです(強いて言うなら思ってたより絵が丁寧だったことかな笑)。
ただ、エッセイで感じた図抜けた言葉センスという点は漫画ではあまり感じられなかったのが正直なところです、、
あまり絵が好みでない、ということを差し引いても、文字だけで見てもあまり笑えなかった。
個人的にあまり好きでない時代設定のせいかしら?これが現代であればもう少し面白いのかな、、
ああ、書きながらそんな気もしてきました。
やっぱり漫画って難しいですね、、
批判ばかりで申し訳有りません。これは読み手である私自身の問題です、、
もうすぐ2巻も出るそうなので、機会があれば読んでみます。