『怒り(上)』 / 吉田修一
★ × 85
内容(「BOOK」データベースより)
殺人事件から1年後の夏。房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前に田代が現われ、大手企業に勤めるゲイの優馬は新宿のサウナで直人と出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。それぞれに前歴不詳の3人の男…。惨殺現場に残された「怒」の血文字。整形をして逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?『悪人』から7年、吉田修一の新たなる代表作!
『愛に乱暴 - bookworm's digest』以来の吉田修一さん。
近いうち必ず読むと誓っておきながら、気づけば1週間後にはもう映画が公開、
なんとしてでも映像による登場人物バイアス状態になる前に小説を読まねば!と、積読待ち行列を飛ばしてひとまず上巻を読み終えました(情報を遮断して、誰がどの役かは未だ知りえません、、何とかこのまま下巻まで!)。
まだ半分もなのでサラッとしたレビューになりますが、簡単に言えば、犯人が逮捕されていない殺人事件が序盤に発生し、その1年後にバラバラの3地点で、全く関係なさそうな話が展開されているのが上巻。
それぞれの地点ではバラバラのストーリーが展開されているものの、生い立ち不明の、明らかに怪しい男性がそれぞれのストーリーで出てきます。
上巻だけを読んだだけでは、まあ私の読解力がいくら乏しいとはいえ、序盤に発生した殺人事件との関連はサッッッッパリ分かりません笑
それゆえ本書のみのレビューとしては高得点付けられないのですが、早く下巻を読んでバラバラのストーリーを線で繋ぎたい!という欲を駆り立てられているのが現状。
不気味さをバックに、淡々と物語は進んでいますが、果たしてどう伏線回収していくのか気になって仕方ありません。
、、、てことですみませんがレビューも早々に、映画化の前になんとか下巻読み終えるよう努めます。。