『BUDDY&DADDY』
(内容紹介)
BUDDY&DADDYは、単なる子育ての本ではありません。イクメンの本でもありません。
子育てを義務としてではなく楽しみとして捉え、子とともに育っていこうという、今までになかった新しいコンセプトの雑誌です。
雑誌ですがいろいろ考えさせられたのでレビュー+駄文を書きます。タイトルと内容紹介の通り、父と子に焦点を当てた雑誌でした。
子どもとどうやって遊ぶか?に対していきなり「カナダ20日間の旅」が出てくるので、あぁこりゃ金に物言わせた富裕層をターゲットにした、現実からの脱却願望を俺みたいな庶民に焚き付けるだけの夢未来雑誌か、、と期待せず読み始めましたが、
まあ、確かに要所要所でずば抜けて金のかかる遊び(カジュアルなグランピング一式40万、、!)が出てくるのは気になりますが、内容の根底にあるのは「子どもとどう過ごすか?」という問いなので、読みながら「俺だったらどうしよう」と常に置き換えられる点が良かったです。
始めの方に出てくる文章ですが、
小学1〜6年の子どもとは、部活動や思春期・反抗期を加味すると平均して月1回、6年間で計72回しか一緒に遊びに出掛けられないと。
これを多いととるか否かは人それぞれですが、じゃあこの72回で一体あなたは子どもに何を伝えますか?という問い、これが個人的にグッと響きました。
72回、と改めて言われると、1回1回の重みが確かに変わってくるし、カナダとは行かないまでも日本の離島くらいは、、とやんわりと想像したり。
また、スーパーダディ協会代表の髙橋一晃さんや、秘密結社主夫の友CEOの堀込泰三さんなど、カナダ20日間とかじゃなく極めて現実的なインタビューも掲載されているので、ただの焚き付け本じゃないことは途中で分かりました。
私には0歳の娘がいて、まだまだ子育ての色々が分かってない時期真っ最中ですが、この1年で人間の成長とはなんとまあ神秘的で神々しくて、そして並んでいる本や聴いている音楽、親の一挙手一投足が何かしらの影響を与えていると考えると不思議で仕方ないです。
そんな中本書を読んだものだからその感覚はより強くなって、例えば朝しか会えない日に、適当に朝飯食いながら娘に向かって「イェア!」とか言ってピースしてるだけで良いのか?とふと考えるようになりました笑
やっぱ素敵な大人になって楽しい人生を歩んでもらいたいから、そのために親からの何らかの行動が影響するなら、カナダとは言わないまでも楽しませたい意識を持っていようと背筋を正されました。