ドキュメンタル シーズン5を観終わった。めちゃめちゃ良かった。久々にちゃんとレビューしよう。
いきなり話は変わるが、毎週必ずAbemaのフリースタイルダンジョンを観てる。モンスターとして名ラッパーたちが、チャレンジャーとしてのラッパーの前に立ちはだかってラップバトルし、最後まで倒せば100万ゲトる分かりやすい構図。こうゆう勝ち上がり系番組は、まずモンスターの強さが抜きん出てることが大前提で、次々瞬殺されるチャレンジャーの何十人かに1人全面クリアできる勇者が現れる、みたいな展開が一番アガる。んで今モンスターに選ばれてるラッパーは名実共に揃った面々でそれはそれは強い。
だけどここ最近チャレンジャーが次々勝ってく場面が見られ、はっきり言って昔ほどの面白さがない。その原因はモンスターが弱くなったとかチャレンジャーが強くなったとかじゃなく、個人的には「見慣れた」、その一点に尽きると思ってる。どう転んでも、やっぱり出たての頃の新鮮さにはどうやったって勝てない。それは何事もそう。受け手側(つまり俺)の問題とは分かりつつも、見慣れたその光景をあの頃のようにキラキラした目で受け止められない。
前置きが続きましたがこれまでのドキュメンタルもそうで、毎回出場者もルールも変わってどんどんソリッドになっていく感はホントにすごいとは思うが、与えられた6時間の中で一番オモロイのはやっぱり全員が揃ってるはじめの1時間ほどで、一番オモンないのが人数が減った最後の1時間ほど。ネタも尽きるしどんどん見慣れてくしで、いつもエピソード1が一番オモロかったのがシーズン4まで。
が、が、今回は、ホンマに全てのエピソードがオモロかった!それは勿論毎度のことながら強力ラインナップな出場者たちの功績ですが、それでも毎度陥る尻すぼみ感に今回ならなかったのは、
(もうネタバレしてまいますが)ハリウッドザコシショウの圧倒的なオフェンスとディフェンス、それに尽きると思います。
とにかく強かったーーー。どのエピソードをとっても、ザコシが負けるイメージは全く湧かない。最後の方はどうやってザコシを倒すか、錚々たる芸人の面々がそれ一辺倒になってるのがホンマにコーフンしました。こうゆう企画は倒し倒されがオモロイと思ってたけど、ここまで強い芸人が1人いるという構図の方が余すことなくオモロくなるってのが発見でした。
無論、狩野英孝やロバート秋山、かまいたち山内のオモロさも新鮮で、途中で負けるな負けるなと応援する気持ちも入った。それはドキュメンタルのいつもの面白さで、当然そこも楽しめました。
が、繰り返しますが圧倒的な人間がそこに1人いること、それが如何に大事か思い知ったシーズンやった。やから話は戻るけど、フリースタイルダンジョンだって譬え慣れが来ようが新鮮味を失おうが、それを優に飛び超す圧倒的な人間が1人出てきたら大分ちゃうんやろなと思った。みんな頑張れーー!