先週は3連休だったので予定を詰めてたが、あまりの暑さに何をしてても心を占めるのは暑いという気持ちだけで、真に楽しめなかったという後悔が残った。昔RUSH BALLで初めてゆらゆら帝国を観た時も一緒で、観れる嬉しさよりも暑さが勝った記憶がある。ホンマに暑すぎる。暑いので外出は控えましょうじゃ弱い、とっくに異常事態なので、学校も休みにして会社もテレワークにしてもいいレベル。夏の間一瞬経済は止まるけど、その代わりに別の仕事が生まれて日本は未曾有の成長期に突入すると思う(楽観的)。
先週末は格闘代理戦争のシーズン2の決勝戦で、予想通り秋山推薦選手が優勝した。日本の格闘界にとっては残念やけど格闘技全体にとっては強い選手がアガってくことは大事なので実に良かった。とは言え山本KID推薦の辻本選手、「立ち技A、寝技E」と言った後期五味隆典を彷彿とさせるアンバランスさでサイコーやった。強い選手の発掘は勿論やけど、視聴率・競技の普及を考えたらこれくらいハラハラする選手を出しといた方が長い目で見て絶対に重要。その辺、ナチュラルに分かってそうなKIDの選球眼がホンマ好き。トライアルで出場してたバランスのいいレスリング上がりが選出されなくてホンマ良かった。
先週観た『万引き家族』をふと反芻することがあり、こういった映画にもっと触れたいと、前から気になってた『幼な子われらに生まれ』をプライムで観た。
原作重松清、役者に浅野忠信クドカン田中麗奈という盤石のラインナップやったけど、終始イマイチ乗りきれないまま観終わってしまった。離婚再婚を経て出来た血の繋がらない家族がジワジワと崩壊してくという展開は今考えたいテーマではあったし、中盤、離婚を告げられた田中麗奈の崩壊っぷりは『告白』の木村佳乃のような終末感が漂っててアガったけど、乗り切れんかった理由は浅野忠信とクドカンの演じ方の違和感かな?(或いは役の違和感)2人とも結構救えない感じの設定やのに、終盤急激にいい人オーラを纏った違和感が、2時間の枠に原作の重松節を無理やり押し込んだ結果生まれたガタみたいなものに感じた。勿論解決しないテーマやからバッドエンドでええはずやのに、それにもなり切れん感じ、そこがしっくりこなかった。ただ挿入歌のエレカシがいい味出しててそこは良かった。
次は『誰も知らない』を観ようと思う。プロジェクターが復活して、やはり大画面はいいと再認識した。