奥さんの妹が昨日遊びにきた。教員試験の最終面接で落ちたらしい。1度辞めてのカムバックやからか、開始早々「なんで辞めたの?」という質問が飛んできたらしいという話を聞いて、なんだか悲しくなった。「なんで辞めたの?」の裏には、「また辞めるの?」という含みがあって、つまりスタート時点で面接官は、辞めたことをネガティブに思った上で面接しているという気がする。この質問によりストレス耐性を見てるんか?こんな厳しい質問をも超える回答を期待してるよ、という、面接側の無意味な過去のひきずりに思える。辞めたことは、たとえ気になっても一発目に聞く質問ではない気がする。それよりも入ってくる人が自分たちの世界を、こどもの教育をどう変えてくれるのかを面接で見極める必要があるやろ。辞めた経験はむしろ強み。「辞めた経験をどう活かしていけるか」をもっと堀り出せよ。何も考えず新卒で入って流れに任せて数年間を過ごした教員オンリーのキャリアの奴よりよっぽど深みがあるやろ。
昨日と今日は神戸の街で至るとこでハロウィン。悲しいかなどこも集客に苦労してる感が出てて、何もしなくても犯罪級に暴徒化する渋谷に比べるとやっぱ規模が小さい街なんやなと感じた。けど子供たちが仮装して純粋に練り歩く姿はどうしたってにやけてまうからこのイベントは続けるべき。行列の周囲にいるギラつくママたちを見るとちょっと心がざわつくけど。
『スノーデン』を観たが素晴らしくよかった。早速本も買ってしまった。
アメリカが全世界の情報を収集していたことを暴露してロシアに移住したプログラマー・スノーデンの話で、ほぼ実話。というか所々オバマさんとかのマジ映像流れるし、最後まさかのスノーデン本人登場で震えた。大学時代の知り合いに、一時期「彼氏にウェブカメラ経由で部屋を見られてる」と言ってた奴がおったけど、この映画観るとまんざらでもない。勿論企業が作りたもうたウェブサイトやアプリでメッセージをやりとりしてる時点である程度内容は見られてる(というか見ようと思えば見れる)状況なんは想像ついてたけど、本作観るまでそれについてはあまり重大視してなかった。けど、表向きは情報収集がテロや戦争の防止のためや言うてるけど、全ては世界でアメリカが優位に立つためだというスノーデンの主張がめっちゃ納得したし恐怖した。映画風に仕立て上げられてはいて観やすいけど、全てはこの映画が実話だっつう時点でもう観る価値がある。スノーデンの彼女のインスタも思わず観てもうた。完全なるドキュメント版の『シチズン』の方も本読み終わったら観ないと。