前回のブログから大分空いてもた、、先週末は船で大分へ旅行し、地獄めぐりしたり温泉プール入ったりした。車もなく運転もできない我ら家族には、船の移動って結構「答え」な感じがあって、神戸っつう外に開けた街に住む以上これを使わん手は無いんちゃうかって気がした31歳春でした。
最近は分厚い洋書を読みつつ、たまたま中村一義の
『魂の本』、ANARCHYの『痛みの作文』と、ミュージシャンの自伝をほぼ同時期に読んだ。
期せずして同時期に読んだのでどうしても比べてまうが、ANARCHYにはスマンが中村一義の本がめちゃめちゃ良かった。中村一義は大学時代Syrup16gと同じくらい一番聴いてたが、こんな本が2011年に出てたことを知らんくらいには最近めっきり聴いてなかった。対談形式やけど、読み始めてすぐ『金字塔』『太陽』『ERA』と、かつて学生時代に毎日iPodで爆音で聴きながら悦に浸ったり元気もらったりしてた自分を思い出してグッと来た。中村一義は一言で言うと「日本語やけど何言ってるか分からん」けど、歌詞をいざ知るとその表現のオンリーワンさにブチ上がるってゆう面白さが一番好きやった。自伝を読んで、ロッキンオンとかで何となく知ってた彼の生い立ちをちゃんと知ることができて、「あぁ、生きてて良かったなぁ、、」としみじみした。実の母親に追いかけられてガラスから飛び出して血まみれになる小学生やったこととか、アーティストとして世に出てる今から考えると信じられへん道を歩んでるんやなぁ。てことで今週はSpotifyでエンドレス一義weekやったけど、やっぱ今聴いても20年前に出た『金字塔』の瑞々しさにヤラレてもうた。
『痛みの作文』もANARCHYの壮絶な生い立ちって意味で共通な部分があったが、、ホンマ申し訳ないが「悪自慢」としか思えん表現でグッと来なかった。いやもちろん実際にめちゃめちゃ悪なんやけど、「俺はシンナーだけはやらんかった。」とか書かれても、「、、ふんふん」としか感じず。。いやコレは受け手である俺のせいかな。中村一義を同時に読んだからなんやわ。ANARCHYさんサーセン。