『コロナ禍日記』読了。
失礼ながら植本さんくらいしか選別して読んでなかったので『ベルリンうわの空』の著者・香山哲さんなど含め一通り再読。2020年初頭のコロナ第一波の日記なんでつい1.5年前のはずやのに、自分にとって日常揺さぶる濃い期間やったからか、作中の話が遠い昔のように感じた。トイレットペーパーが買い占められたり感染者が「累計」1000人やったり、アベノマスク(爆)で拠り所のない感情を抱いたり、
今思えばちょっと笑えるエピソードも、あぁあの頃は自分含めみんな、未知なる恐怖に疲弊してたんだな、、としみじみとなる内容。
まさか1.5年後に未だ流行止まぬ感染世界を生きてると思いもせんかったけど、アクリル板やマスク会食、手洗いアルコールをデファクトとして生きてる今と作中の世界を対比させると、なんだかんだ人類は成長してはいるんやなと思えた。日記は即時性が大事という考えは変わらんけど、こうやって時を置いてレビューするのも趣深いと、2021年コロナ禍より感想を。