上の子の保育園がコロナで休園となった。1回目の緊急事態宣言以来2回目。あの時は共働きで2日に1回交代勤務していて、正直社会人になってから一番疲弊した時期やったけど、今回はたまたまパートナーが下の子の育休中ということもあり、俺は在宅勤務とはいえ2人の子を毎日家で見てもらってて、申し訳ない気持ちが肥大化したような別の疲弊を感じてる。いつまで続くねんこの感じ、、仕事自体は通常業務でありがたいけど、こうやって徐々に社会・家庭・経済が淀んだ空気になってく感じは嫌い。
イ・スラさん著『日刊イ・スラ』読了。
紹介文の引用。
2018年、当時27歳だったイ・スラは、250万円の学資ローンを返済するために、毎日1本、文章を書いてメールで配信する連載プロジェクトを始めた。その名も「日刊イ・スラ」。 連載はたちまち反響を呼び、その半年分の文章をまとめた『日刊イ・スラ 随筆集』は600ページ近い分量にもかかわらずベストセラーになる(2018年の全国独立書店が選ぶ「今年の本」にも選出)。
つまり日記。過去の家族のことや現在の友人関係のこと、あとはジムに通ったりする著者の日常生活を淡々と描いたなかなかの長編で文字量は多めやけど、文体がめちゃリズム感とユーモアあって読みやすく、気づけば終わってるという感じやった。恋愛の描写がちょっと多めではあるけどメンタルヘルスと言うわけでもなく、なんやろ、「学生時代クラスにいた、なんかかっこいい雰囲気ある同級生」感がある。ジム通って男性トレーナーとうまくいかない描写とか、決してダーティに書きすぎずに淡々と揶揄っててクールやった。韓国人作家の日記文学って個人的には初やったけど、日韓の文化や社会背景の類似性からかフツーに読めるんやな。