bookworm's digest

30歳一児のパパで、日記をずらずら書いていきます

記事一覧 ブログ内ランキング 本棚

2015/09/20 『孤独か、それに等しいもの』 / 大崎義生
2015/09/17 『今日を歩く』 / いがらしみきお
2015/09/16 『ケンブリッジ・クインテット』 / ジョン・L・キャスティ
2015/09/06 『裸でも生きる2』 / 山口絵理子
2015/09/02 『数学的にありえない(下)』 / アダム・ファウアー
2015/08/30 『だから日本はズレている』 / 古市憲寿
2015/08/28 『数学的にありえない(上)』 / アダム・ファウアー
2015/08/18 『僕は問題ありません』 / 宮崎夏次系
2015/08/16 『世界の終わりと夜明け前』 / 浅野いにお
2015/08/13 『ワイフ・プロジェクト』 / グラム・シムシオン
2015/08/13 『伊藤くんA to E』 / 柚木麻子
2015/07/30 『断片的なものの社会学』 / 岸政彦
2015/07/25 『雨のなまえ』 / 窪美澄
2015/07/22 『愛に乱暴』 / 吉田修一
2015/07/19 『ナイルパーチの女子会』 / 柚木麻子
2015/07/15 『ひらいて』 / 綿矢りさ
2015/07/13 『るきさん』 / 高田文子
2015/06/24 『装丁を語る。』 / 鈴木成一
2015/06/16 『春、戻る』 / 瀬尾まいこ
2015/06/13 『かわいそうだね?』 / 綿矢りさ
2015/06/12 『未来国家ブータン』 / 高野秀行
2015/06/09 『存在しない小説』 / いとうせいこう
2015/06/02 『帰ってきたヒトラー』 / ティムールヴェルメシュ
2015/05/31 『流転の魔女』 / 楊逸
2015/05/21 『火花』 / 又吉直樹
2015/05/19 『あと少し、もう少し』 / 瀬尾まいこ
2015/05/17 『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』 / 古市憲寿、上野千鶴子
2015/05/02 『切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』 / 佐々木中
2015/04/26 『恋するソマリア』 / 高野秀行
2015/04/25 『アル中ワンダーランド』 / まんしゅうきつこ
2015/04/23 『レンタルお姉さん』 / 荒川龍
2015/04/17 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 / J.D.サリンジャー
2015/04/12 『しょうがの味は熱い』 / 綿矢りさ
2015/04/07 『ペナンブラ氏の24時間書店』 / ロビン・スローン
2015/03/26 『せいめいのはなし』 / 福岡伸一
2015/03/25 『やりたいことは二度寝だけ』 / 津村記久子
2015/03/21 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(下)』 / 増田俊也
2015/03/14 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(上)』 / 増田俊也
2015/03/06 『元職員』 / 吉田修一
2015/02/28 『黄金の少年、エメラルドの少女』 / Yiyun Li
2015/02/23 『太陽・惑星』 / 上田岳弘
2015/02/14 『迷宮』 / 中村文則
2015/02/11 『僕は君たちに武器を配りたい』 / 滝本哲史
2015/02/08 『斜光』 / 中村文則
2015/02/04 『この人たちについての14万字ちょっと』 / 重松清
2015/01/27 『名もなき孤児たちの墓』 / 中原昌也
2015/01/18 『満願』 / 米澤穂信
2015/01/15 直木賞
2015/01/15 『Hurt』 / Syrup16g
2015/01/14 『地下の鳩』 / 西加奈子
2015/01/10 『きょうのできごと』 / 柴崎友香
2015/01/05 『月と雷』 / 角田光代
2015/01/02 『カワイイ地獄』 / ヒキタクニオ
2014/12/31 『死んでも何も残さない』 / 中原昌也
2014/12/30  2014年ベスト
2014/12/18 『サラバ!下』 / 西加奈子
2014/12/13 『サラバ!上』 / 西加奈子
2014/12/12 『できそこないの男たち』 / 福岡伸一
2014/12/4 『ザ・万歩計』 / 万城目学
2014/12/1 『ぼくには数字が風景に見える』 / ダニエル・タメット
2014/11/25 『アズミ・ハルコは行方不明』 / 山内マリコ
2014/11/19 『勝手にふるえてろ』 / 綿矢りさ
2014/11/13 『ジャージの二人』 / 長嶋有
2014/11/6 『8740』 / 蒼井優
2014/11/5 『計画と無計画のあいだ』 / 三島邦弘
2014/10/31 『問いのない答え』 / 長嶋有
2014/10/29 『ジュージュー』 / よしもとばなな
2014/10/20 『Bon Voyage』 / 東京事変
2014/10/17 『女たちは二度遊ぶ』 / 吉田修一
2014/10/15 『カソウスキの行方』 / 津村記久子
2014/10/10 『69(シクスティナイン)』 / 村上龍
2014/10/3 『論理と感性は相反しない』 / 山崎ナオコーラ
2014/9/28 『最後の家族』 / 村上龍
2014/9/25 『グラスホッパー』 / 伊坂幸太郎
2014/9/23 『エヴリシング・フロウズ』 / 津村記久子
2014/9/13 『神様のケーキを頬ばるまで』 / 彩瀬まる
2014/8/23 『西加奈子と地元の本屋』 / 西加奈子・津村記久子
2014/8/10 『蘇る変態』 / 星野源
2014/8/4  『ジョゼと虎と魚たち』 / 田辺聖子
2014/7/31 『マイ仏教』 / みうらじゅん
2014/7/23 『オールラウンダー廻』 / 遠藤浩輝
2014/7/17 『ゴールデンスランバー』 / 伊坂幸太郎
2014/7/16 『百万円と苦虫女』 / タナダユキ
2014/7/8  『人生エロエロ』 / みうらじゅん
2014/6/28  駄文・本を読まない場合
2014/6/8  『平常心のレッスン』 / 小池龍之介
2014/6/5  『僕らのごはんは明日で待ってる』 / 瀬尾まいこ
2014/5/27 『泣き虫チエ子さん』 / 益田ミリ
2014/5/25 『動的平衡2 生命は自由になれるのか』 / 福岡伸一
2014/5/14 『春にして君を離れ』 / アガサ・クリスティー
2014/5/9  『統計学が最強の学問である』 / 西内啓
2014/5/1  『不格好経営』 / 南場智子
2014/4/27 『きみの友だち』 / 重松清
2014/4/22 『善き書店員』 / 木村俊介
2014/4/15 『人生オークション』 / 原田ひ香
2014/4/8  『疲れすぎて眠れぬ夜のために』 / 内田樹
2014/4/1  『戸村飯店 青春100連発』 / 瀬尾まいこ
2014/3/28 『完全なる証明』 / Masha Gessen
2014/3/22 『渾身』 / 川上健一
2014/3/16 『憂鬱でなければ、仕事じゃない』 / 見城徹、藤田晋
2014/3/12 『恋文の技術』 / 森見登美彦
2014/3/6  『国境の南、太陽の西』 / 村上春樹
2014/2/28 『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』 / 福岡伸一
2014/2/23 『雪国』 / 川端康成
2014/2/17 『ロマンスドール』 / タナダユキ
2014/2/15 『それから』 / 夏目漱石
2014/2/11 『悩む力』 / 姜尚中
2014/2/5  『暗号解読<下>』(1) / Simon Lehna Singh
2014/1/31 『暗号解読<上>』 / Simon Lehna Singh
2014/1/26 『脳には妙なクセがある』 / 池谷裕二
2014/1/19 『何者』 / 朝井リョウ
2014/1/15 『ポースケ』 / 津村記久子
2014/1/13 駄文・2013年と2014年の読書について
2014/1/8  『×と○と罪と』 / RADWIMPS
2013/12/29  2013年ベスト
2013/12/23 『骨を彩る』 / 彩瀬まる
2013/12/18 『愛を振り込む』 / 蛭田亜紗子
2013/12/11 『あなたの前の彼女だって、むかしはヒョードルだのミルコだの言っていた筈だ』 / 菊池成孔
2013/12/4 『円卓』 / 西加奈子
2013/11/26 『暗い夜、星を数えて』 / 彩瀬まる
2013/11/24 『お父さん大好き』 / 山崎ナオコーラ
2013/11/16 『BEST2』 / TOMOVSKY
2013/11/10 『人のセックスを笑うな』 / 山崎ナオコーラ
2013/11/9 『困ってるひと』 / 大野更紗
2013/11/4 『ジ・エクストリーム・スキヤキ』 / 前田司郎
2013/11/3 『こころの処方箋』 / 河合隼雄
2013/10/27 『朗読者』 / Bernhard Schlink
2013/10/24  駄文・フーリエ変換について
2013/10/16 『ノーライフキング』 / いとうせいこう
2013/10/11 『東京百景』 / 又吉直樹
2013/10/7 『社会を変える驚きの数学』 / 合原一幸
2013/10/4 『楽園のカンヴァス』 / 原田マハ
2013/9/29 『ともだちがやってきた。』 / 糸井重里
2013/9/28 『若いぼくらにできること』 / 今井雅之
2013/9/21 『勝間さん、努力で幸せになりますか』 / 勝間和代 × 香山リカ
2013/9/17 『シャッター商店街と線量計』 / 大友良英
2013/9/8  『ハンサラン 愛する人びと』 / 深沢潮
2013/9/7  駄文・読書時間について
2013/8/31 『幻年時代』 / 坂口恭平
2013/8/26 『人間失格』 / 太宰治
2013/8/21 『天国旅行』 / 三浦しをん
2013/8/17 『野心のすすめ』 / 林真理子
2013/8/7  『フェルマーの最終定理』 / Simon Lehna Singh
2013/8/4  『本棚の本』 / Alex Johnson
2013/7/31 『これからお祈りにいきます』 / 津村記久子
2013/7/26 『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』 / 山田詠美
2013/7/20 『殺戮にいたる病』 / 我孫子武丸
2013/7/15 駄文・どんでん返しミステリーについて
2013/7/15 『ツナグ』 / 辻村深月
2013/7/11 『岳物語』 / 椎名誠
2013/7/9  『黄金を抱いて翔べ』 / 高村薫
2013/7/2  『工場』 / 小山田浩子
2013/6/25 駄文・スマートフォンの功罪について
2013/6/22 『ぼくは勉強ができない』 / 山田詠美
2013/6/15 『少女は卒業しない』 / 朝井リョウ
2013/6/12 『死の壁』 / 養老孟司
2013/6/7  『卵の緒』 / 瀬尾まいこ
2013/6/6  『一億総ツッコミ時代』 / 槙田雄司
2013/5/28 『うたかた / サンクチュアリ』 / 吉本ばなな
2013/5/24 『ルック・バック・イン・アンガー』 / 樋口毅宏
2013/5/20 『クラウドクラスターを愛する方法』 / 窪美澄
2013/5/17 『けむたい後輩』 / 柚木麻子
2013/5/13 『あの人は蜘蛛を潰せない』 / 彩瀬まる
2013/5/10 駄文・本と精神について
2013/4/30 『想像ラジオ』 / いとうせいこう
2013/4/22 『あなたの中の異常心理』 / 岡田尊司
2013/4/10 『千年の祈り』 / Yiyun Li
2013/4/5  駄文・文学賞について
2013/3/31 『今夜、すべてのバーで』 / 中島らも
2013/3/22 『何もかも憂鬱な夜に』 / 中村文則
2013/3/13 『生物と無生物のあいだ』 / 福岡伸一
2013/3/10 駄文・紙と電子について
2013/3/2  『ウエストウイング』 / 津村記久子
2013/2/24 『ブッダにならう 苦しまない練習』 / 小池龍之介
2013/2/16 『みずうみ』 / よしもとばなな
2013/2/8  『何歳まで生きますか?』 / 前田隆弘
2013/2/3  『ワーカーズ・ダイジェスト』 / 津村記久子

工事中…

ブクログというサイトで読んだ本のログをつけています。
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2018/7/13 勝手にふるえてろ

断捨離、ミニマリズムとやってきて、現在の我が家のテーマは「時短」、ありきたりやけどここんとこ重要性をヒシヒシと感じる。先月食洗機を買って以降、持ってなかった時代の自分を憐れむほど感動している。そして今月はフードプロセッサーなるものを買い遂に昨夜届いた。はて如何に、、

 

Amazonプライムで『勝手にふるえてろ』を観た。原作綿矢りさ、主演松岡茉優

勝手にふるえてろ
 

小説読んだのはいつだったか、、レビューを掘ってるとおおあった、『勝手にふるえてろ - bookworm's digest』、4年前でした。面白かったとゆう印象だけあって内容は全然覚えてなかったけど、映画もサイコーやった。とにかく松岡茉優ちゃんの自意識映画。それ以外のメッセージ性もあるけど、「松岡茉優が振り切ってる」、そのユニークさと巧さを2時間観るだけのモチベーションでも飯3杯乗り切れるほどやった。会社の飲み会のシーン、職場で同僚と悪態つくシーン、同窓会で憧れの男性に近づくシーン、処女がバレるシーン、どこを切り取っても圧倒的松岡茉優感!!恥ずかしながらあまちゃんと桐島〜くらいでしか松岡茉優を観たことがなかったけど、こんなにもヤベー奴とはつゆ知らず、、感動しました。あと一番驚いたんが黒猫チェルシーの渡辺くん!こちらも大学時代にライブ観た以来全く知らんかったけどいつのまに役者に、、!と思って調べたら他にもめちゃめちゃ出演しとるやん!んで今年活動休止なんかい!!と、いろいろ知らずに生きてきた自分を恥ずる映画でもあった。

 

 

2018/7/11 べつの言葉で

昨日は深夜に娘のドロップキック喰らって目が覚めてから妙に冴えてしまったので、3週間ぶりのフリースタイルダンジョンをリアタイで観た。やはり、W杯よりも何よりも今面白い、、今週も烈固観れたし、DOTAMAさんとACEの試合もかなりアツかった。初代はパブロもチコも含め、2代目への説教とゆうより「もっとやれんだろ?」とゆう煽り的な闘い方をしてるとこに愛を感じる。来週は漢さん!楽しみが尽きず実に幸せ。んで今朝起きててから昨日はW杯の準決勝もやってたことに気づき、折角起きてたなら観りゃ良かったというミーハー心も生まれた。

 

新潮クレストの『べつの言葉で』という洋書エッセイを読んだ。ここ最近で一番のヒット!

 

べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)

べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)

 

著者は母国語がベンガル語、ただ育ったのはアメリカなのでネイティブアメリカン英語。ただ結婚してから移住したローマでイタリア語に出会い、やがてその言語に没入し、とうとう本作でイタリア語を使ってエッセイを綴った、という意味でのこのタイトル。んで読み手の俺は英語もソコソコで当然ながらイタリア語の知識はゼロ、更にこれを日本語に訳した本書を読んでるので、著者のイタリア語が違和感があるとかどうとか、そんなことはつゆ知らず、素晴らしい訳者によって丸められた美しい日本語で書かれた本書でしか著者のエッセイは読めない。

ただ、それでもホンマに素晴らしかった。何が良いってもう、とにかく著者の、言語に対する愛情。そもそもが文筆家だし愛情はあって当たり前やねんけど、他言語に恋してエッセイ書いちゃうくらいの言語フリーク/ジャンキー/モンスターっぷり。滲み出るその性を表す文章は引用すると例えば以下。

自分を表現するべつの言い回しを見つけると、エクスタシーのようなものを感じる。知らない言葉は目もくらむような実りの多い深淵を象徴している。(「辞書を使って読む」)

毎週小児科に通って体重をチェックしていた数週間のことが頭に浮かぶ。1グラムまで細かく記録され、評価された。その1グラム1グラムが彼らがこの世に生き、存在していることの具体的な証だった。わたしのイタリア語の理解も同じように増している。わたしの語彙は1日1日、単語1つずつ豊かになっている。(「言葉の採集」)

到達不可能に思えるあらゆるものの前で、わたしは驚嘆する。物事への驚きの感情、驚愕がなくては、何も書くことはできない。もしすべてが可能だったら、人生に何の意味や楽しさがあるだろうか?もしわたしとイタリア語の間の距離を埋めることが可能だったら、わたしはこの言語で書くことをやめるだろう。(「不可能なこと」)

生まれたばかりの赤ん坊のように抱きかかえているわたしのイタリア語を守りたい。よく眠り、しっかり食べて成長してほしい。イタリア語に比べると、わたしの英語は毛深くて体臭のきつい若者のようだ。こっちへ来ないで、休んでいるあなたの弟の邪魔をしないで。あなたのように気ままで、元気いっぱいで、自立した男の子ではないの。(「毛深い若者」)

俺が本を読んだりラップが好きだったり外人と喋るため英語を勉強したり、それは言葉を扱う行為そのものや、上手に扱ってる人のことが好きだからなんやろうなぁとは昔から思う。そうゆう意味で本作で滲み出てる著者の言葉への思いの強さは、「俺は言葉が好きだ!」と言っちゃうのが恥ずかしくてケツから火花出るほど俺のとは雲泥の差がある。ただ、世の中にはこんなにも言葉を愛する人が国内外問わずいるんだなーと思えたことにホトホト感動した。と同時に、日本語しか知らず英語もマトモに喋れない己を恥じる思いもある。せめてやっぱり、せっかく外国人社員が比較的多い今の環境を活かさない手はなく、英語だけでももっと勉強しようといつ自己啓発にもなった。これまでの価値観を改めさせられたという意味で本作はめちゃめちゃ良かった。

2018/7/9 万引き家族

先週末は大雨により、緊急速報出たり保育園休みになったり会社から帰宅命令出たり忙しかった。ハザードマップ見ると保育園もウチも土砂災害警戒区域もガッツリ入ってて、速報来たときは逃げた方がいいか迷った。ここ数週間で地震に大雨に、関西に住んでると普段あんまよぎらない災害への意識を十分に思い知らされた。あと今テレビないが、家族や地方の友達から「テレビで見たけど神戸やばない?」と何回か連絡きて、やっぱテレビの視覚効果ていい意味でも悪い意味でも強力やなと実感。オウムのニュースも新聞で文字と静止画で知るだけで相当恐怖感じたのに映像は尚更なんやろな。

 

引きこもりやったので本に映画に進んだ。公開中の『万引き家族』がめちゃめちゃ良かった。(映画のリンクがアマゾンでなかったので下のは小説版)

万引き家族【映画小説化作品】

万引き家族【映画小説化作品】

 

是枝作品観るのは久しぶり。テーマ的には貧困だったり血が繋がってない家族だったり時代にマッチしたアンチテーゼで、時間を置かずに今まさに観るべきという意味で映画館で観れてホントに良かった。セリフを全部覚えてるわけちゃうけど安藤サクラさんの言動行動が個人的にはこの映画の軸やと感じた。虐待を受けた娘を抱いて「好きだから叩くなんてことはない」と言うシーン、歩道橋で樹木希林に「血が繋がってないから強い絆もある」と言うシーン、逮捕後の尋問で池脇千鶴に「捨てたんじゃない、拾ったんですよ」と言うシーン、全部が全部、是枝さんの意図した展開の上に安藤サクラさんから滲み出る濃い〜〜味みたいなのが思いっきり乗っててサイコーやった。

勿論メンバーもいつも通り豪華でなんとも安心して観れた。リリーさんの無骨っぷりももはや名人芸やし、今更ながらマイブーム中の松岡茉優の体当たりっぷりには思わず勃ちそうになった(失礼)。

 

ハイライトは、ありきたりやろけどやっぱり池脇千鶴安藤サクラの会話シーン。池脇千鶴が、誘拐まがいの罪を犯した安藤サクラに、

「子が生まれなくて羨ましかったんでしょ?生まなきゃ母親になれないでしょ?子どもに何て呼ばれてたの?」

と問うんやけど、これに対して安藤サクラはほぼ何も答えられない。なんやけど、個人的には安藤サクラの主張がないとかじゃなくて、単に安藤サクラには主張するだけの表現能力が無いという設定なだけであって、ここで安藤サクラが「答えない」という数分間が正に、池脇千鶴のクエスチョン全てを否定してる構図になってると感じた。話変わるけど奥さんが最近、神戸に赤ちゃんポストを設営したいという方のコントリビューターになった。いろいろ調べてるのを聞いてると、「実親神話」みたいのが未だ蔓延った制度になってるのは先進国で日本くらいで、海外はとっくに血の繋がりとは別のレイヤで子を育てる文化が浸透してるらしい。それを知ってたから余計に先のシーンの「主張しない主張」はめちゃめちゃ刺さった。勿論、これは安藤サクラだから尚更パンチ力が強かったのもある。

 

流れる2時間で捉えられんかったメッセージもめちゃめちゃあるやろうから是非原作を読みたい。

 

2018/7/3 日本語ラップ・インタビューズ

SONYのプロジェクタが前から不調で修理に出したので、我が家はいよいよテレビの無い世界に突入したけど、今のとこ何の問題もない。W杯も結果は気になるけど逆に言えば気になるのは結果だけで、朝の電車でツイッターで追えれば十分なことに気づいた。

けど、ほんなら何のメディアにも触れてへんのかというとそうでもなく、スマホでAbemaやアマゾンプライム観てるんで、費やす時間はトータルでそんな変わってないやろな。んで特に最近フリースタイルダンジョンが再燃しており、毎週水曜の朝がホンマに楽しみで仕方ない(んで2週間W杯で飛んでるのがホンマに悲しくて仕方ない)。ほんでこれを読んだ。

日本語ラップ・インタビューズ

日本語ラップ・インタビューズ

 

インタビューはいとうせいこう、ジブラ、般若、漢、ANARCHY、KOHH、MARIA、T-pablow。んでいとうせいこう読み始めて数行で気付いた、「これ読んだことある!」そう、いとうせいこうKOHHまでは全て、以前ユリイカ日本語ラップ特集やったときのインタビュー内容そのままの再録やった。同じAVを2回借りた時の陰鬱な気持ちになった。けどご安心あれ、最後のT-pablowのインタビュー読むだけでも1700円の価値があった。T-pablowは最近のダンジョンでもズバ抜けたかっこよさを見せつけてて、最近過去のバトル観るときはほぼT-pablow戦一択なのだが、よく言われるように決して初期の頃から完成してたわけでなく、回を重ねながらホンマにいろんな姿を見せてる。例えばTKda黒ぶち戦やACE戦みたいに哲学込めまくるバトルが個人的に好きなんやけど、じゃあそれに固執してるかと言うと回が変われば全然違う姿になってる。それが俺は単に彼の成長やと思ってたし実際それもあるやろけど、インタビューで「最新のHIPHOPを見せるのが一番HIPHOP」と語っててナルホド!と納得した。こないだの回でも言ってたように常に最新の技術を見せ続けるような挑戦をしてて、やから時にダサかったりボロ負けしたりしてるんか。バトルで勝つ、とか以上に国内のHIPHOP底上げたるで!てゆう気概、こうゆう若さで1つのジャンル背負って生きるってのが何ともかっこよかった。

 

 

2018/6/29 ファミリーデイズ

地震から2週間、奥さんとスーツケースに水や食料や生活用品を詰め込んだ結果、昔オーストラリアに1ヶ月行った時よりも荷物が重たくなった。非常時にこれ持って逃げれるレベルの体力は付けとかなあかん。

 

インターン生のドイツ人があと1週間で帰国なので寂しい。W杯でドイツが予選落ちして凹んでるのも観てて辛い。せめて日本が勝ち進んで、「君がドイツを離れたからドイツは負けたんだ。君が日本に来たから日本は勝ったんだ。」と帰り際の関空で伝えてあげたい。

 

今年の夏はフェス行こう!てことで今年はROKKO SUN FESTIVAL、ONE CAMP、オトダマといろいろ申し込んだ。普段予習なんかせえへんけど今はSpotifyの恩恵を受け、プレイリストに詰めまくれるありがたさ。その中でオトダマ出演予定のCHAIというガールズバンド、音源はピンとこんかったけどライブ映像観たらめちゃめちゃカッコよくてファンになった。メンバーの2人が双子でブスってゆうキャッチーさに勝る魅力があった、楽しみ。

 

SONYのプロジェクターが修理中なので、観るメディアは今Abemaのみなのだが、初代と二代目モンスターがやり合ってるフリースタイルダンジョン、遂に予選が始まった格闘代理戦争、いずれもめちゃめちゃ面白くて満足で、ホンマにテレビ不要な時代が来たんやなと感動してる。W杯もどこかの誰かが必ずツイッターライブしてる。某テレビメーカーに勤めてた大学の後輩が去年転職してたが正しいと思う。

 

瀬尾まいこさんのエッセイを読んだ。

ファミリーデイズ

ファミリーデイズ

 

青春が格闘家で言う五味隆典、音楽家で言うDragon Ashなら、小説家では瀬尾まいこさんて言えるほど、中高(大学も)たびたび読んで元気をもらってた。間違いなく今の価値観の大部分を作ってくれた。そんな瀬尾さん、今は子どもを産んでママやってて、娘が生まれてから数年の日々を綴ったエッセイがこれ。元中学教師だからこそ分かる保育士の気持ちとか、元中学教師でも分からん子育ての難しさとか描かれてて、短いエッセイの中で毎回ジーンとさせられた。やっぱ文章上手すぎる。教育テレビのワンワンが大好きとか、保育園でジワジワと自我を出してく様とか、あるあるもめっちゃあって共感した。ただこれは瀬尾さんだからこそ享受できたんちゃうかとも思う。もしこの著者が眞鍋か◯りとかやと楽しめたんかどうか俺、、ファンの人すいません。