2021-01-01から1年間の記事一覧
僕のマリさん『まばゆい』読了。 https://1003books.stores.jp/items/617e4699c15c5a55468f650a 『常識のない喫茶店』で知った著者、本書がサイン本として出てたので即買いし1日で読み終わった。か喫茶店の日常を外側から描写した『常識〜』とは異なり、本書…
一穂ミチさん『スモールワールズ』読了。 スモールワールズ 作者:一穂ミチ 講談社 Amazon とある本好きpodcastで2021年上半期ランキング1位に挙げられていた小説。著者の一穂さんはどうやらBL界隈でそもそも作品を出されてたらしいが個人的には初。短編集や…
サリー・ルーニー著『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』読了。 カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ 作者:サリー ルーニー 早川書房 Amazon アイルランド出身の著者。文の7割余りが鉤括弧のない会話から構成されてる独特のスタイルで、発声した内容…
西加奈子さん『夜が明ける』読了。 夜が明ける 作者:西加奈子 新潮社 Amazon 『ユリイカ』読んでいつの間にか移住されてたことを知り、あぁもう昔のようなゴリゴリの作品は出ないのかしら、、と勝手に憂いてたら、自ら描いた絵が装丁となった本作がいつの間…
『「テレビは見ない」というけれど』読了。 「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む 作者:青弓社編集部 青弓社 Amazon 冒頭「テレビなんか見ないがフェミニズムには興味ある」読者に向けられてると書かれてお…
『コロナ禍日記』読了。 コロナ禍日記 作者:植本一子,円城塔,王谷晶,大和田俊之,香山哲,木下美絵,楠本まき,栗原裕一郎,田中誠一,谷崎由依,辻本力,中岡祐介,ニコ・ニコルソン,西村彩,速水健朗,福永信,マヒトゥ・ザ・ピーポー タバブックス Amazon 失礼ながら…
『差別はたいてい悪意のない人がする』読了。 差別はたいてい悪意のない人がする 作者:キム・ジヘ 大月書店 Amazon この1年弱マイノリティやジェンダーの本を普段より多く読んで、何となく自分の価値観がアップデートされて去年よりはマシな人間になったと勝…
レビュー6本ノック、、後半! 辻山良雄さん『本屋、はじめました』 本屋、はじめました: 新刊書店Title開業の記録 作者:良雄, 辻山 苦楽堂 Amazon 荻窪にある本屋「Title」の店長である著者が、大手書店の店員から個人経営の本屋を始めるまでを綴ったもの。…
レビューが溜まってきた、、、一気に消化! 『常識のない喫茶店』読了。サイコー!! 常識のない喫茶店 作者:僕のマリ 柏書房 Amazon とある喫茶店の店員さんである著者が描く喫茶店エッセイ。フェミニズムもマンスプレイニングも笑いも涙も「生きる」という…
『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?』読了。 時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。 作者:和田靜香,小川淳也 左右社* Amazon ライターの和田靜香さんが、『なぜ君は総理大臣になれないのか』のドキュメンタ…
金原ひとみさん『アンソーシャルディスタンス』読了。 アンソーシャル ディスタンス 作者:金原ひとみ 新潮社 Amazon こないだ土曜に植本一子さんと金原ひとみさんのオンライン対談申し込んでて、よく考えたら金原ひとみさんて読んだことあったっけ?と過去の…
川上未映子さん『夏物語』読了。 夏物語 (文春文庫) 作者:川上 未映子 文藝春秋 Amazon 『乳と卵』の登場人物たちが出てるということを、娘の緑子が心情を吐露する日記を書いてるという描写を読んでるときにようやく気づいた。ブログを振り返ると2012年2月に…
武田砂鉄さん『偉い人ほどすぐ逃げる』読了 偉い人ほどすぐ逃げる (文春e-book) 作者:武田 砂鉄 文藝春秋 Amazon 夏休みや保育園行事など、子どもが楽しみにしてた予定がコロナによりことごとく中止となり、 勿論世界的な未知なる流行、誰も答えを知らない中…
『我は、おばさん』読了。 我は、おばさん (集英社文芸単行本) 作者:岡田育 集英社 Amazon 初めて読んだ岡田育さん。 「日本に生きる大人の女性の呪いを解き放つ! 文学・エンタメ作品を通じてポジティブに「おばさん」を再定義するカルチャーエッセイ」との…
ようやく住んでる地域も自分の年齢のワクチン接種予約が解放され、本日大規模接種会場で1回目打ち終えた。噂では聞いてたけどスタッフの方々、まるで学園祭の学生の如く活き活きテキパキ仕事されてて感動した。悪い暗いニュースばかりで塞ぎがちな世の中にド…
八月に入って途端にブログペースを落としてしまった。やはり書かなくなると書かなくなってしまう(意味ふ)。。お盆に入ってもクソな世の中で子どもとの予定がことごとく無くなって、何に対してかわからないドロドロとした怒りでもうベランダから中指立てた…
『エトセトラ VOL.1』読了。 エトセトラ VOL.1 (エトセトラブックス) 作者:田房永子 エトセトラブックス Amazon vol.1は田房永子さん編集「コンビニからエロ本がなくなる日」特集。近所の本屋1003でvol1だけ売り切れが続いてて、何度もAmazonでポチりそうに…
グレイソン・ペリー『男らしさの終焉』読了。 男らしさの終焉 作者:グレイソン・ペリー フィルムアート社 Amazon フェミニズムの本はほぼ9割女性が書かれていて、何冊か読んでると次第に「男性から見た現状」が知りたくなり、学問的にそれは「男性学」と呼ぶ…
小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常 作者:辻山 良雄 幻冬舎 Amazon 荻窪にある新刊書店、Titleの店長辻山さんのここ2年くらいのエッセイ。良い本を紹介してる本屋さんいないかなーとTwitter漁ってたときに見つけたTitleのアカウントで知ってから、ほぼ毎…
田房永子さんエッセイ本2冊 キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~ (バンブーコミックス エッセイセレクション) 作者:田房永子 竹書房 Amazon それでも親子でいなきゃいけないの? (Akita Essay Collection) 作者:田房永子 秋田書店 Amazon …
『46歳で父になった社会学者』読了。 46歳で父になった社会学者 作者:工藤保則 ミシマ社 Amazon 社会学者の工藤さんが綴った、46歳で父親になってからの育児本。社会学者という職業柄か、育児で流れる時間に対する観察眼というか解像度がとにかく高すぎると…
『10代のための読書地図』読了。読書モード!! 10代のための読書地図 (別冊本の雑誌20) 本の雑誌社 Amazon 著名な方々がジャンル別でおすすめ本を紹介してたり、なぜ本を読むのかをさまざまな視点で語られている本。その中で特に広島の古本屋店長、藤井基二…
ヨシタケシンスケさん新刊『あんなに あんなに』 あんなに あんなに 作者:ヨシタケシンスケ ポプラ社 Amazon 『にげて さがして』が現在のヨシタケさんの最高到達点かと思てたけど、まだこんなんあるんかい、、子どもに読み聞かせながら、最後数ページで嗚咽…
まだ読み途中やけどグレイソン・ペリー著『男らしさの終焉』に、ずっと気になってたけど調べたことなかった「本当に女の子はピンクが好きなのか?」という問いに対して明確な答えが出てて震えた。別途ちゃんとレビュー書いて考えようと思うけど、一言で言う…
荻上チキさん『みらいめがね それでは息がつまるので』読了。挿絵は我らがヨシタケさん。 みらいめがね それでは息がつまるので 作者:荻上チキ,ヨシタケシンスケ 暮しの手帖社 Amazon 俺ん中でチキさんはpodcastでしか知らない「天の声の人」的な人で、すき…
緊急事態宣言後、人手が増えているというニュースを見たが、当たり前やろ!!!!!!!!!! 大学教授の荒井裕樹さん著『まとまらない言葉を生きる』読了。 まとまらない言葉を生きる 作者:荒井裕樹 柏書房 Amazon 計18個のエッセイで、そのすべてがどれも…
今日マチ子さん『Distance』、悶える程良かった。 Distance わたしの#stayhome日記 作者:今日マチ子 rn press Amazon 気になってて欲しいなぁと長らく思っていたら近所の本屋にまさかのサイン本置いてあって脊髄反射で購入。悶える程良かった。画集読んだと…
昨日の夜有馬温泉に家族でホタル観に行ったが、緊急事態宣言下で見事なまでに店が閉まってて、ホテルと金の湯だけ空いてて、明治時代の温泉街ってこれくらいの暗さと趣やったんかな、、とちょっと神々しさすら感じた。明日からマンボウ?に変わるらしいんで…
フェミニズムを学ぶ上で避けては通らない田嶋陽子さんを徹底特集した『エトセトラ VOL.2』読了。 エトセトラ VOL.2 作者:山内 マリコ,柚木 麻子 エトセトラブックス Amazon もともと『IN/SECTS vol.13』で柚木麻子さんが本書について語ってて気になってたが…
元町の1003で購入した阿瀬みちさんと神楽坂いづみさんの『融 vol.1』読了。 神楽坂いづみ&阿瀬みち合同誌 融 vol.1 「家族とジェンダー」 J.バトラー『ジェンダー・トラブル』を読む - ぺんぎん文庫 - BOOTH お二人のエッセイと小説の間に対談が挟まってる…