2024-01-01から1年間の記事一覧
2024年もあっという間に終わり。今年も興味ある分野から乱雑に選び買い読んだ読書イヤーでした。複数冊の新刊をなんのためらいもなく買えるようになったこと、これは金のなかった過去の自分からすると夢が叶ったということなのでは?とふと思い、syrup16gの…
『それはただの偶然』 / 植本一子ecdstore.thebase.in植本一子さん最新作で、これまでの日記調からエッセイへとフォーマットを大きく変えた作品。 瞬間瞬間を切り取る日記スタイルな文章が好きだった身からすると、このシフトチェンジはどうなんだろう、、と…
たまたまではあるが師走は立て続けの社会学本。読み応えありオモロくて一気読み! 『調査する人生』 / 岸政彦 調査する人生 作者:岸 政彦 岩波書店 Amazon 名著『断片的なものの社会学』『街の人生』の著者であり社会学者の岸政彦さん最新刊。上間陽子さんや…
期せずして東日本大震災とコロナ禍という日本を揺らして問題について取り上げた作品が続いたのでまとめてレビュー。 『境界の町で』 / 岡映里 境界の町で 作者:岡 映里 リトル・モア Amazon 知らなかった著者。作品は2011年の東日本大震災発生直後から書かれ…
『喫茶店の水』 / qp 喫茶店の水 作者:qp 左右社 Amazon blackbirdbooksさんの紹介で気になってた本。大型書店行っても見当たらず、ふと立ち寄ったクリスマスマーケットで見つけて購入。 著者qpさんが全国(+北欧)の喫茶店約400店を巡り、そこで撮影した「…
『転がる珠玉のように』 / ブレイディみかこ 転がる珠玉のように 作者:ブレイディみかこ 中央公論新社 Amazon 久々のブレイディさんエッセイ。コロナ禍に突入してからの文章は初めて読んだので、イギリス在住のブレイディさんがあの鋭い眼であの期間をどのよ…
『いのちの車窓から2』 / 星野源 いのちの車窓から 2 作者:星野 源 KADOKAWA Amazon 星野源さんのエッセイ続編。前作をいつ読んだかもはや忘れたが、本作はSUNや逃げ恥から一躍時の人となり、コロナ禍が訪れ、そして新垣結衣さんと結婚し家庭を持った2017年…
『菜食主義者』 / ハン・ガン 菜食主義者 (新しい韓国の文学 1) 作者:ハン・ガン cuon Amazon アジア人初のノーベル文学賞を受賞したこの年に読まねばということで再読。振り返ると2018年に読んでレビューも書いてましたが、また感じ方が違って、再読の良さ…
『女の子に生まれたこと、後悔してほしくないから』 / 犬山紙子 女の子に生まれたこと、後悔してほしくないから 作者:犬山紙子 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 京都のシスターフッド書店kaninbooksさんが紹介されてた本。私自身生物学上の女の子を…
『かえるはかえる』 / 小山田浩子 かえるはかえる: パイプの中のかえる2 作者:小山田浩子 twililight Amazon トワイライライトさんから出版された、2年前に読んだ『パイプの中のかえる』の続編。ちょうど小山田さんの著書『小さい午餐』も併読してるが、こっ…
『カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた』 / 伊藤絵美 カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた 作者:伊藤絵美 晶文社 Amazon 『つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた。』の著者・伊藤絵美さんの著作。『つらいと〜』…
『ナチュラルボーンチキン』 / 金原ひとみ ナチュラルボーンチキン 作者:金原ひとみ 河出書房新社 Amazon 『腹をすかせた勇者ども』以来の金原ひとみさん最新小説。本作も前作同様、方向的にはポジティブめの作品で、登場人物みな痛快でユーモラスで疾走感抜…
『水中の哲学者たち』 / 永井玲衣 水中の哲学者たち 作者:永井玲衣 晶文社 Amazon 妻が買っていた本、何気なく手に取って読み始めたら、何とも文体が面白く一気に読み切った。「哲学対話」という、とあるテーマに対して参加者が輪になって、一緒に考えていく…
『感情の海を泳ぎ、言葉と出会う』 / 荒井裕樹 感情の海を泳ぎ、言葉と出会う 作者:荒井裕樹 教育評論社 Amazon 『まとまらない言葉を生きる』『凛として灯る』等、読む本全てグサグサ刺さる作家・荒井裕樹さんの最新作。タイトルからどういった作品か想像し…
『トーフビーツの(難聴)ダイアリー2022』 / tofubeats トーフビーツの(難聴)ダイアリー2022/tofubeats | 1003 ONLINE STORE 前作『トーフビーツの難聴日記』の続編だが、今回は小冊子形式のZINEでサクッと読める。。が、しかし前作同様というかそれ以上…
『生殖記』 / 朝井リョウ 生殖記 作者:朝井リョウ 小学館 Amazon 久しぶりの朝井リョウさん。もう3年半前になる小説『正欲』にとにかくやられまして、よく聴いてる本のpodcast内で本作が『正欲』の続編的作品であるとレビューされていたので兎も角楽しみに…
『がっこうはじごく』 / 堀静香 がっこうはじごく 作者:堀静香 株式会社百万年書房 Amazon 『せいいっぱいの悪口』の堀静香さん。あのエッセイの中にも堀さんが教員であるということは描かれてて、日常をこんなにもユーモラスに描ける方が国語の先生だなんて…
涼しくなってきて読書も進みますね。 『怪物に出会った日』 / 森合正範 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ 作者:森合正範 講談社 Amazon ボクサー・井上尚弥とかつて闘って敗れたボクサーに密着したインタビューから起こされたノンフィクション。鈴…
『いなくなくならなくならないで』 / 向坂くじら いなくなくならなくならないで 作者:向坂くじら 河出書房新社 Amazon 第171回芥川賞候補作に選ばれた小説。買うまで気づかなかったが、以前読んだ百万年書房発の『夫婦間における愛の適温』の著者、向坂くじ…
『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』 / 朴沙羅 ヘルシンキ 生活の練習はつづく (単行本 --) 作者:朴 沙羅 筑摩書房 Amazon 数年前出た『ヘルシンキ 生活の練習』の続編。前作はフィンランドと日本の差を描くことで多様性を扱った社会学エッセイであり、自分的…
『色と形のずっと手前で』 / 長嶋りかこ 長嶋りかこ/色と形のずっと手前で | Title WEB SHOP デザイナーである著者が、38歳になって妊娠・出産し、育児と仕事を行う中で感じる逡巡を赤裸々に綴った5年分のエッセイ。 出産前後そのものを細かく描いたエッセ…
『聖の青春』 / 大崎善生 聖の青春 (角川文庫) 作者:大崎 善生 KADOKAWA Amazon 大崎善生さんが亡くなったとのことで、普及の名作をようやく。(読み終えた流れで、松山ケンイチさん主演の映画版もそのまま観切りました) 羽生善治との対戦を不戦敗を除くと…
『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』 / 鈴木忠平 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか (文春e-book) 作者:鈴木 忠平 文藝春秋 Amazon 羽生善治さんを追ったノンフィクション『いまだ成らず』がかなりオモロくて、これは格闘技界で言う…
このミス大賞たちを旅行中に2冊読みました。 『爆弾』 / 呉勝浩 爆弾【電子限定特典付き】 (講談社文庫) 作者:呉勝浩 講談社 Amazon このミスで売れまくった作品。些細な時間で捕まった加害者スズキの聴取を進めるうちに、スズキの都内爆破の予言が2連続で的…
お盆は地震や台風で荒れまくった日本を後に1週間海外旅行へ。旅先のKindleはマジ最強、プールサイドなどのふとした隙間時間に活字摂取しまくり。ひとまず最も面白かった本書をレビューしておきます。 『北朝鮮に出勤します』 / キム・ミンジュ 北朝鮮に出勤…
最近は信頼できるキュレーターに従って機械的に買うよりも、大型書店で偶発的に出会う本を買う傾向にあり、な夏。特にジュンク堂って恐ろしい数のラインナップを誇りつつ、棚にきちんと書店員さんの個性あって素晴らしいですね。 『水やりはいつも深夜だけど…
『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』 / パリッコ ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある 作者:パリッコ スタンド・ブックス Amazon 計算を間違ってなければ、本書が2024年に読んだ本の50冊目。このままいくと今年は80冊くらい、、?やは…
『いまだ成らず』 / 鈴木忠平 いまだ成らず 羽生善治の譜 (文春e-book) 作者:鈴木 忠平 文藝春秋 Amazon 今年は個人的にノンフィクションの年。信頼する本ブロガーさんが上半期ベストに本書を上げててジャンピング購入。激オモロかっっっっったです!! 25歳…
『家父長制はいらない』 / タバブックス 家父長制はいらない 「仕事文脈」セレクション 作者:仕事文脈編集部 タバブックス Amazon タバブックスから出ている『仕事文脈』の過去シリーズから、家父長制について書かれた文章をまとめた1冊。近年、社会系の本を…
『缶チューハイとベビーカー』 / パリッコ 缶チューハイとベビーカー 作者:パリッコ 太田出版 Amazon 暑い、、、暑くてレビュー書く手も湿って疎かになってしまった。 久々のパリッコさん。酒に関するライターさんという印象だけだったが、そんなパリッコさ…