2023-01-01から1年間の記事一覧
『こころはひとりぼっち』 / 植本一子 『こころはひとりぼっち』(自主制作) | 石田商店 パートナーとの関係を良いものにするために通ったトラウマ療法について細部まで描写した前作『愛は時間がかかる』から一転、パートナーとの関係を解消してからの数ヶ…
『八月の母』 / 早見和真 八月の母 (角川書店単行本) 作者:早見 和真 KADOKAWA Amazon 『帰りたい』と同じく、本の雑誌2022のランキングで絶賛されていた国内小説。初めて読んだ早見和真さん。 『帰りたい』に続いて年末のドデカ案件、こちらも一気読み、、…
素晴らしい読書体験でした、、オールタイム・ベスト。 『帰りたい』 / カミーラ・シャムジー 帰りたい 作者:カミーラ・シャムジー 白水社 Amazon 『本の雑誌』2022ベストで紹介されていた作品。ロンドンに住むムスリムの3人兄弟の末っ子がイスラム国(IS)に…
レビューサボり。11月も淡々と本は読んだが、終わってから文字に起こそうという気にならず。。今日は東京旅行中だが下の子が嘔吐で体調不良でホテル休憩中、久々に筆(指)を取ろうという気になり、手元のメモを残ってるモノのみレビュー。今月は本のマルシ…
『家族と厄災』 / 信田さよ子 家族と厄災 作者:信田さよ子 生きのびるブックス株式会社 Amazon 著者はカウンセラーで『母が重くてたまらない』の著者である信田さよ子さん。こないだ読んで面白かった土門蘭さん著『死ぬまで生きる日記』と同じく生きのびるブ…
『USO VOL.4』 USO 4 rn press Amazon 自由港書店店主の旦さんがエッセイを寄稿されてるとのことで購入。『USO』自体は何冊か発売されてるのは本屋で見て知ってたが読んだのは初。様々な物書きの方が寄せたエッセイや小説を集めた小規模個人出版的なイメージ…
『死ぬまで生きる日記』 / 土門蘭 死ぬまで生きる日記 作者:土門蘭 生きのびるブックス株式会社 Amazon 先週末に参加した自由港書店店主の旦さんのトークショーで旦さんが持ってきてて、立ち読みして気になって購入した一冊。著者は『そもそも交換日記』の土…
『私たちの世代は』 / 瀬尾まいこ 私たちの世代は (文春e-book) 作者:瀬尾 まいこ 文藝春秋 Amazon たまたま寄った書店でブックサンタという、本を選んで児童養護施設などに寄贈できるプロジェクトがあることを知り、いろいろ考えて瀬尾まいこさんの『卵の緒…
『人生ミスっても自殺しないで、旅』 / 諸隈元 人生ミスっても自殺しないで、旅 作者:諸隈元 晶文社 Amazon 大学卒業後、7年間実家に引きこもって小説を書くも全く実らず、全財産40万円を握りしめて欧州を1ヶ月旅した著者自身の紀行文。 抜群のユーモア、面…
『水車小屋のネネ』 / 津村記久子 水車小屋のネネ 作者:津村 記久子 毎日新聞出版 Amazon 超久々の津村記久子さん。最近読んでる本がどれもダラダラと並行読みしてもうてるけど、これは一気に読めた!津村さんの作品は最近全然追えてなかったけど今こんな感…
『シャドウワーク』 / 佐野広実 シャドウワーク 作者:佐野広実 講談社 Amazon 『ファミリア・グランデ』と同じくSummerReadingで選書されてた作品。あちらは近親相姦でこちらは夫婦間DVと、重めの読書が続いた、、が、こっちは小説であり、問題提起はあるも…
『ファミリア・グランデ』 / カミーユ・クシュネル ファミリア・グランデ 作者:カミーユ・クシュネル,土居佳代子 柏書房 Amazon Summer Readingで紹介されてた本。9月は珍しく洋書ばっか読んでるがどれもHIT、この本も凄まじかった、、! 帯に書かれた下記文…
『ぼくに流れる氷』 / マイク・ライトウッド ぼくに流れる氷 作者:マイク・ライトウッド サウザンブックス社 Amazon サウザンブックス社。人生で初めて翻訳本にクラファンして、見事目標額達成したので国内で出版され、今月ようやく届いた。去年読んだ『ぼく…
『波』 / ソナーリ・デラニヤガラ 波 (新潮クレスト・ブックス) 作者:ソナーリ・デラニヤガラ 新潮社 Amazon こちらも田尻久子さんの選書で購入。久々の新潮クレスト、やはり装丁の美しさはアガります。テジュ・コールの年間ベストや、ニューヨークタイムズ…
『偶然の散歩』/ 森田真生 偶然の散歩 作者:森田真生 ミシマ社 Amazon 『うまのこと』と同じく古本マーケットに行った際に購入。『数学する身体』が気になってた著者・森田さん、読んだのは個人的に初。冒頭、お子さんとの散歩で感じたことを綴ったとあった…
『うまのこと』 / 少年アヤ うまのこと(飛ぶ教室の本) 作者:少年アヤ 光村図書出版 Amazon 夏休み終わりに本屋や個人が参加できる古本マーケットに行った際、自由港書店さんが出されてた一冊。『ぼくをくるむ人生から、逃げないでみた1年の記録』以来の少…
『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』 / 井上荒野 生皮 あるセクシャルハラスメントの光景 作者:井上 荒野 朝日新聞出版 Amazon 田尻久子さんの『これはわたしの物語』で選書されてた一冊(最近は田尻さんドリブンで本買いまくってます、、)。 タイト…
『一度きりの大泉の話』 / 萩尾望都 一度きりの大泉の話 作者:萩尾望都 河出書房新社 Amazon 少女漫画家・萩尾望都さんの回想録。もう経緯忘れたが長らく読みたいリストに積んでた本、図書館で見つけて即借り(確かビブリオバトル的な選書企画で誰かが推して…
『ヘヴィ あるアメリカ人の回想録』 / キエセ・レイモン ヘヴィ あるアメリカ人の回想録 作者:キエセ・レイモン 里山社 Amazon 田尻久子さん『これはわたしの物語』の選書であり、3,000円という価格から個人的な夏休み課題図書に設定してたが、ぐいぐい引き…
『これはわたしの物語』 / 田尻久子 これはわたしの物語: 橙書店の本棚から 作者:田尻久子 西日本新聞社 Amazon 熊本にあるめちゃめちゃ行ってみたい本屋「橙書店」の店主であり、『みぎわに立って』『橙が実るまで』などを著作に持つ田尻久子さんが著者。 …
『夫婦間における愛の適温』/ 向坂くじら 夫婦間における愛の適温 暮らし 作者:向坂くじら 株式会社百万年書房 Amazon なにかと目がいってしまう出版社、百万年書房の新刊(このシリーズは今の所全巻制覇してる)。バッググラウンド情報一切なく買って読んだ…
暑さにやられて読書が思うように進まず、、暇あれば学習漫画シリーズを読んでる上の子を見習いたい。 『ある大学教員の日常と非日常』 / 横道誠 ある大学教員の日常と非日常 作者:横道誠 晶文社 Amazon 発達障害を持つ大学教員の著者が、研究のためコロナ禍…
『ばにらさま』 / 山本文緒 ばにらさま (文春e-book) 作者:山本 文緒 文藝春秋 Amazon 山本文緒さん遺作。個人的には『自転しながら公転する』以来。 装丁に騙されること勿れ、6編ともどれも後味の良くない、けれど読まされてしまう短編。特に『わたしは大丈…
『A子さんの恋人』 / 近藤聡乃 A子さんの恋人 7巻 (HARTA COMIX) 作者:近藤 聡乃 KADOKAWA Amazon 本屋を巡ってポツポツと買い足しては読み、どんどんA子熱が高まっていったものの、最終巻の7巻だけがどうしても見つからず、不本意ながらAmazonでポチ、、よ…
『馴染み知らずの物語』 / 滝沢カレン 馴染み知らずの物語 (ハヤカワ新書) 作者:滝沢 カレン 早川書房 Amazon 著者は滝沢カレンさん。「IPPONグランプリ」を観て衝撃を受け、その後ご自身のYouTubeでやってる大喜利も何個か観た程には好きな芸能人。そんな著…
『女になれない職業』 / 浜野佐知 女になれない職業 いかにして300本超の映画を監督・制作したか。 作者:浜野佐知 ころから株式会社 Amazon 去年参加したオンライン読書会で、参加者の1人が紹介してた本。本屋で見つけて「デカっ!ふとっ!高っ!」と一瞬ヒ…
『ある行旅死亡人の物語』 / 武田惇志、伊藤亜衣 ある行旅死亡人の物語 作者:武田 惇志,伊藤 亜衣 毎日新聞出版 Amazon 記者である著者2人が、3千4百万円を手元に残したまま亡くなった高齢の行旅死亡人(引き取り手が存在しない死者を意味する言葉らしい)の…
『聴こえない母に訊きにいく』 / 五十嵐大 聴こえない母に訊きにいく 作者:五十嵐大 柏書房 Amazon 素晴らしい作品でした、、胸がいっぱいです! 「コーダ」である著者。「Children Of Deaf Adults」、つまり両親とも聴覚障害者で、聴覚障害のない子を指す(…
『いかれた慕情』 / 僕のマリ いかれた慕情 (暮らし 03) 作者:僕のマリ 百万年書房 Amazon 『常識のない喫茶店』『まばゆい』でハマったものの、『書きたい生活』がそこまで刺さらずショックやったが、本作は素晴らしかった。 『常識〜』より更に前に出版さ…
久々に仕事でC++を書く機会があり、テキストファイルの読み込み方を忘れてるくらいには脳みそ腐ってたが、ChatGPTがほぼ完ぺきな回答とコードを打ち返してくれて爆速に効率上がってるのが面白い。本当に人間は機械に使われるようになってくんだなぁ・・とし…