2022-01-01から1年間の記事一覧
sakumag.katalok.ooo 佐久間裕美子さんがクラファンで出されているZINE、もう3作目とかみたいやけど、本作の副題「男性特権について話そう」に惹かれて購入。「男性特権」はこないだ読んだ小沼理さんの日記本にも出てきたし、「家父長制」と並んで個人的に…
読書の秋とはよく言ったもので、なんか読む本読む本皆面白いトランス状態。 少年が来る (新しい韓国の文学) 作者:ガン, ハン クオン Amazon 『菜食主義者』のハン・ガンさん著。訳者である斉藤真理子さんが韓国の歴史から韓国文学についてとことん紐解きまく…
初の小沼理さん。コロナ禍の2020年、21年、22年と、3年分、夏の期間だけ書かれた日記を纏めたもの。出てくるイベントごとが、新しい記憶なものばかりという点で読みやすく、且つコロナ対策とか、東京オリンピック開催までのゴタゴタとか、誰しもが振り回され…
『くるまの娘』 / 宇佐見りん くるまの娘 作者:宇佐見りん 河出書房新社 Amazon 『かか』、『推し、燃ゆ』の宇佐見りんさんの三作目。なんかいろんなところでプッシュされていたので読んだが、とんでもない読書体験やった、、恐るべし。 今回も家族がテーマ…
『他者の靴を履く』/ ブレイディみかこ 他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ (文春e-book) 作者:ブレイディ みかこ 文藝春秋 Amazon 久々ブレイディみかこさん。恥ずかしながら知らなかった「エンパシー」と、著者が他著作でもちょくちょく触れ…
『THE TWO DAYS IN JULY』/ 植本一子 mgrkyoto.stores.jp メリーゴーランド京都の店長さん一家を2日間に渡って撮った写真展が開催されたタイミングで同時に出た植本さんのZINE。ちょうど植本さんご自身にも会えてお話もさせてもらったが、今回書き方が変わ…
本を読むたびにブログを書く習慣をここ最近失ってしまい、けど書くことは無理なく続けたいので、面白かった本だけをピックアップする折衷案で行ってみようと思う。ブレブレなのですぐ方向転換する気はする。『ははとははの往復書簡』『あしたから出版社』『…
滝口悠生さんと植本一子さんの共著。 そもそも往復書簡ってほぼ初めて読んだ気がする。この、一方が書いてもう一方がアンサーして、んでそこからまた話が派生してっていう打ち合うシステム自体めちゃ楽しめた。読書って、読みながら内容に感化されて自分の中…
本の冊数、ブログにレビューを書くことでなんとか管理出来てたものの、今月に入って遂に破綻。ブクログに登録できない本が出てきた時点で終ワタ、、。ポイントだけ書き記しておこう。今月は必ずもっと書く、、! 『キミのセナカ』/ 野原くろ キミのセナカ 作…
育児メモをば。 上の娘: 5歳と8ヶ月。ほぼ完璧な日本語と、半インターナショナルな現保育園で得たルー大柴的ネイティブ英語(ミュウツーのことを「ミュウトゥー」と呼ぶ)も織り交ぜて一生懸命話している姿が、何よりも可愛くて愛おしくて嬉しい。「一番可愛…
ヒラリー・レイル『キッズライクアス』読了。チョベリグ! キッズライクアス 作者:ヒラリー・レイル サウザンブックス社 Amazon 『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』で知ったサウザンブックス社から出てる、クラウドファウンディングで和訳された小説。主人公…
10日もあった2022年のGWが、残りただの土日の2日を残すのみということに心から悲しみを感じている。働いているときはワーカホリックかと意識するほどには仕事しちゃう性なのに、休めば休むほど仕事などどうでも良くなってしまう、ずっと読書して珈琲飲んで風…
金原ひとみさん『パリの砂漠、東京の蜃気楼』読了。 パリの砂漠、東京の蜃気楼 作者:金原 ひとみ ホーム社 Amazon 去年『アンソーシャルディスタンス』で遅ればせながら初めて金原ひとみさんを読んで、セックスドラッグロケンロール推しに若干怯みつつも、な…
積んレビュー、、、 ちょうど読み終わった金原ひとみさんのエッセイがかなりやばかったので、先他のレビュー終わらせます。。 栗原康さん『村に火をつけ、白痴になれ』、寮美千子さん『あふれでたのはやさしさだった』、ナム・インスクさん『実は、内向的な…
サイモン・シン著『数学者たちの楽園ー「ザ・シンプソンズ」を作った天才たちー』読了。アガりまくり! 数学者たちの楽園―「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち―(新潮文庫) 作者:サイモン・シン 新潮社 Amazon アメリカ史上最長のテレビアニメ「ザ・シン…
伊藤絵美さん『つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた。』読了。 つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた。 作者:伊藤 絵美 医学書院 Amazon もともとは荻上チキさんのエッセイで、彼が鬱状態になった頃…
3月8日は国際女性デーだったということで、最近読んだフェミ本のレビュー。『愛すべき娘たち』『大邱の夜、ソウルの夜』『僕の狂ったフェミ彼女』の順に面白かった。 愛すべき娘たち (ジェッツコミックス) 作者:よしながふみ 白泉社 Amazon 『きのう何食べた…
娘の保育園でここ二ヶ月間ほど、地雷の如く毎週誰かしら家族ごと次々と感染し、次こそウチかと戦々恐々とするも奇跡的に生き残ってる。すごい時代やし、2年経ってすっかり日常に馴染んだコロナウィルスに感心すら覚える。アイアムレジェンド如くサヴァイブし…
うううレビュー溜まりがち、、忙しいぜクソ野郎! 村井理子さん『兄の終い』『村井さんちの生活』、磯部涼さん『ルポ 川崎』読了。 兄の終い 作者:村井 理子 CCCメディアハウス Amazon 村井さんちの生活 作者:村井 理子 新潮社 Amazon ルポ 川崎 作者:磯…
積ん読ならぬ積んレビューしがちやけど今日で2月も最後、、 実用書と言うべきかエッセイと言うべきか、きしもとたかひろさん『怒りたくて怒ってるわけちゃうのになぁ』、及び荻上チキさん『みらいめがね2』読了。 怒りたくて怒ってるわけちゃうのになぁ 子ど…
村井理子さん『家族』読了。これはやばかった。。。 家族 作者:村井 理子 亜紀書房 Amazon 『全員悪人』の著者・村井理子さん、個人的には初。信頼してるツイアカや本屋さんがPUSHしてて何気なく買ったけど、むちゃくちゃ引き込まれて1日で読了。ドッと疲れ…
『酒寄さんのぼる塾日記』読了。 酒寄さんのぼる塾日記 (ヨシモトブックス) 作者:酒寄 希望 ワニブックス Amazon お笑いユニット・ぼる塾の4人目のメンバー(育休中)酒寄希望さんが著者の、ぼる塾のメンバーや自身の様子を淡々と描いたエッセイ。驚くほど良…
つやちゃん著『わたしはラップをやることに決めた』読了。 わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論 作者:つやちゃん DU BOOKS Amazon 5年ほど前にフリースタイルダンジョンからMCバトルにハマって、そこからホンマに徐々にではあるけ…
上の子の保育園がコロナで休園となった。1回目の緊急事態宣言以来2回目。あの時は共働きで2日に1回交代勤務していて、正直社会人になってから一番疲弊した時期やったけど、今回はたまたまパートナーが下の子の育休中ということもあり、俺は在宅勤務とはいえ2…
保育園や会社でもコロナ陽性報告がにわかに上がるようになり、何度目かの波に慣れつつある自分を恐ろしく感じるようにもなり、 けど自衛しながら淡々と生きていくことが大事だと思い続け、昼はフレッシュネスバーガーを食べて本棚を注文しよう!といった日々…
本が溢れてきたので本棚を買い足そうと思い、今持ってる無印の薄型ラックN増しかなと軽い気持ちでいたらまさかの廃番やった。こんな使い勝手いいのになして、、?調べたけど既製品でピンとくるやつがなく、セミオーダーメイドの、今の2倍の幅1600mmにしよう…
植本一子さん『食卓記』読了。予約してた大阪のblackbird booksでのトークイベントがコロナ感染拡大で中止となり、それでも予約特典として限定グッズもろもろが頂けるとのことで2年ぶりのblackbird booksへ。店長の吉川さんも残念がっててちょっと悲しくなっ…
チェ・スンボムさん著『私は男でフェミニストです』読了。これまた良書! 私は男でフェミニストです 作者:チェ・スンボム 世界思想社 Amazon 著者は韓国の高校教員。子どもの頃から男尊女卑な家族や社会に疑問を持ち、大学時代にフェミニストに。「なぜ男な…
逢坂冬馬さん『同志少女よ、敵を撃て』読了。 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon アガサクリスティ賞大賞に続き直木賞候補作てことでズコズコ平積みされており、テーマと装丁がどうしても好みじゃなかったけど、好きなpodcastでも2021ベ…
年明け早々から仕事が忙しいんやけど、色々面倒なことが立て続けに降りかかってきて何か急に全体的にどうでも良くなって、あぁもう怒られてもいいやとか、多少上手くいかんくてもどうでもええわとか、いい意味でのネガティブヴァイブスが生まれてきて逆にい…