bookworm's digest

30歳一児のパパで、日記をずらずら書いていきます

記事一覧 ブログ内ランキング 本棚

2015/09/20 『孤独か、それに等しいもの』 / 大崎義生
2015/09/17 『今日を歩く』 / いがらしみきお
2015/09/16 『ケンブリッジ・クインテット』 / ジョン・L・キャスティ
2015/09/06 『裸でも生きる2』 / 山口絵理子
2015/09/02 『数学的にありえない(下)』 / アダム・ファウアー
2015/08/30 『だから日本はズレている』 / 古市憲寿
2015/08/28 『数学的にありえない(上)』 / アダム・ファウアー
2015/08/18 『僕は問題ありません』 / 宮崎夏次系
2015/08/16 『世界の終わりと夜明け前』 / 浅野いにお
2015/08/13 『ワイフ・プロジェクト』 / グラム・シムシオン
2015/08/13 『伊藤くんA to E』 / 柚木麻子
2015/07/30 『断片的なものの社会学』 / 岸政彦
2015/07/25 『雨のなまえ』 / 窪美澄
2015/07/22 『愛に乱暴』 / 吉田修一
2015/07/19 『ナイルパーチの女子会』 / 柚木麻子
2015/07/15 『ひらいて』 / 綿矢りさ
2015/07/13 『るきさん』 / 高田文子
2015/06/24 『装丁を語る。』 / 鈴木成一
2015/06/16 『春、戻る』 / 瀬尾まいこ
2015/06/13 『かわいそうだね?』 / 綿矢りさ
2015/06/12 『未来国家ブータン』 / 高野秀行
2015/06/09 『存在しない小説』 / いとうせいこう
2015/06/02 『帰ってきたヒトラー』 / ティムールヴェルメシュ
2015/05/31 『流転の魔女』 / 楊逸
2015/05/21 『火花』 / 又吉直樹
2015/05/19 『あと少し、もう少し』 / 瀬尾まいこ
2015/05/17 『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』 / 古市憲寿、上野千鶴子
2015/05/02 『切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』 / 佐々木中
2015/04/26 『恋するソマリア』 / 高野秀行
2015/04/25 『アル中ワンダーランド』 / まんしゅうきつこ
2015/04/23 『レンタルお姉さん』 / 荒川龍
2015/04/17 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 / J.D.サリンジャー
2015/04/12 『しょうがの味は熱い』 / 綿矢りさ
2015/04/07 『ペナンブラ氏の24時間書店』 / ロビン・スローン
2015/03/26 『せいめいのはなし』 / 福岡伸一
2015/03/25 『やりたいことは二度寝だけ』 / 津村記久子
2015/03/21 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(下)』 / 増田俊也
2015/03/14 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(上)』 / 増田俊也
2015/03/06 『元職員』 / 吉田修一
2015/02/28 『黄金の少年、エメラルドの少女』 / Yiyun Li
2015/02/23 『太陽・惑星』 / 上田岳弘
2015/02/14 『迷宮』 / 中村文則
2015/02/11 『僕は君たちに武器を配りたい』 / 滝本哲史
2015/02/08 『斜光』 / 中村文則
2015/02/04 『この人たちについての14万字ちょっと』 / 重松清
2015/01/27 『名もなき孤児たちの墓』 / 中原昌也
2015/01/18 『満願』 / 米澤穂信
2015/01/15 直木賞
2015/01/15 『Hurt』 / Syrup16g
2015/01/14 『地下の鳩』 / 西加奈子
2015/01/10 『きょうのできごと』 / 柴崎友香
2015/01/05 『月と雷』 / 角田光代
2015/01/02 『カワイイ地獄』 / ヒキタクニオ
2014/12/31 『死んでも何も残さない』 / 中原昌也
2014/12/30  2014年ベスト
2014/12/18 『サラバ!下』 / 西加奈子
2014/12/13 『サラバ!上』 / 西加奈子
2014/12/12 『できそこないの男たち』 / 福岡伸一
2014/12/4 『ザ・万歩計』 / 万城目学
2014/12/1 『ぼくには数字が風景に見える』 / ダニエル・タメット
2014/11/25 『アズミ・ハルコは行方不明』 / 山内マリコ
2014/11/19 『勝手にふるえてろ』 / 綿矢りさ
2014/11/13 『ジャージの二人』 / 長嶋有
2014/11/6 『8740』 / 蒼井優
2014/11/5 『計画と無計画のあいだ』 / 三島邦弘
2014/10/31 『問いのない答え』 / 長嶋有
2014/10/29 『ジュージュー』 / よしもとばなな
2014/10/20 『Bon Voyage』 / 東京事変
2014/10/17 『女たちは二度遊ぶ』 / 吉田修一
2014/10/15 『カソウスキの行方』 / 津村記久子
2014/10/10 『69(シクスティナイン)』 / 村上龍
2014/10/3 『論理と感性は相反しない』 / 山崎ナオコーラ
2014/9/28 『最後の家族』 / 村上龍
2014/9/25 『グラスホッパー』 / 伊坂幸太郎
2014/9/23 『エヴリシング・フロウズ』 / 津村記久子
2014/9/13 『神様のケーキを頬ばるまで』 / 彩瀬まる
2014/8/23 『西加奈子と地元の本屋』 / 西加奈子・津村記久子
2014/8/10 『蘇る変態』 / 星野源
2014/8/4  『ジョゼと虎と魚たち』 / 田辺聖子
2014/7/31 『マイ仏教』 / みうらじゅん
2014/7/23 『オールラウンダー廻』 / 遠藤浩輝
2014/7/17 『ゴールデンスランバー』 / 伊坂幸太郎
2014/7/16 『百万円と苦虫女』 / タナダユキ
2014/7/8  『人生エロエロ』 / みうらじゅん
2014/6/28  駄文・本を読まない場合
2014/6/8  『平常心のレッスン』 / 小池龍之介
2014/6/5  『僕らのごはんは明日で待ってる』 / 瀬尾まいこ
2014/5/27 『泣き虫チエ子さん』 / 益田ミリ
2014/5/25 『動的平衡2 生命は自由になれるのか』 / 福岡伸一
2014/5/14 『春にして君を離れ』 / アガサ・クリスティー
2014/5/9  『統計学が最強の学問である』 / 西内啓
2014/5/1  『不格好経営』 / 南場智子
2014/4/27 『きみの友だち』 / 重松清
2014/4/22 『善き書店員』 / 木村俊介
2014/4/15 『人生オークション』 / 原田ひ香
2014/4/8  『疲れすぎて眠れぬ夜のために』 / 内田樹
2014/4/1  『戸村飯店 青春100連発』 / 瀬尾まいこ
2014/3/28 『完全なる証明』 / Masha Gessen
2014/3/22 『渾身』 / 川上健一
2014/3/16 『憂鬱でなければ、仕事じゃない』 / 見城徹、藤田晋
2014/3/12 『恋文の技術』 / 森見登美彦
2014/3/6  『国境の南、太陽の西』 / 村上春樹
2014/2/28 『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』 / 福岡伸一
2014/2/23 『雪国』 / 川端康成
2014/2/17 『ロマンスドール』 / タナダユキ
2014/2/15 『それから』 / 夏目漱石
2014/2/11 『悩む力』 / 姜尚中
2014/2/5  『暗号解読<下>』(1) / Simon Lehna Singh
2014/1/31 『暗号解読<上>』 / Simon Lehna Singh
2014/1/26 『脳には妙なクセがある』 / 池谷裕二
2014/1/19 『何者』 / 朝井リョウ
2014/1/15 『ポースケ』 / 津村記久子
2014/1/13 駄文・2013年と2014年の読書について
2014/1/8  『×と○と罪と』 / RADWIMPS
2013/12/29  2013年ベスト
2013/12/23 『骨を彩る』 / 彩瀬まる
2013/12/18 『愛を振り込む』 / 蛭田亜紗子
2013/12/11 『あなたの前の彼女だって、むかしはヒョードルだのミルコだの言っていた筈だ』 / 菊池成孔
2013/12/4 『円卓』 / 西加奈子
2013/11/26 『暗い夜、星を数えて』 / 彩瀬まる
2013/11/24 『お父さん大好き』 / 山崎ナオコーラ
2013/11/16 『BEST2』 / TOMOVSKY
2013/11/10 『人のセックスを笑うな』 / 山崎ナオコーラ
2013/11/9 『困ってるひと』 / 大野更紗
2013/11/4 『ジ・エクストリーム・スキヤキ』 / 前田司郎
2013/11/3 『こころの処方箋』 / 河合隼雄
2013/10/27 『朗読者』 / Bernhard Schlink
2013/10/24  駄文・フーリエ変換について
2013/10/16 『ノーライフキング』 / いとうせいこう
2013/10/11 『東京百景』 / 又吉直樹
2013/10/7 『社会を変える驚きの数学』 / 合原一幸
2013/10/4 『楽園のカンヴァス』 / 原田マハ
2013/9/29 『ともだちがやってきた。』 / 糸井重里
2013/9/28 『若いぼくらにできること』 / 今井雅之
2013/9/21 『勝間さん、努力で幸せになりますか』 / 勝間和代 × 香山リカ
2013/9/17 『シャッター商店街と線量計』 / 大友良英
2013/9/8  『ハンサラン 愛する人びと』 / 深沢潮
2013/9/7  駄文・読書時間について
2013/8/31 『幻年時代』 / 坂口恭平
2013/8/26 『人間失格』 / 太宰治
2013/8/21 『天国旅行』 / 三浦しをん
2013/8/17 『野心のすすめ』 / 林真理子
2013/8/7  『フェルマーの最終定理』 / Simon Lehna Singh
2013/8/4  『本棚の本』 / Alex Johnson
2013/7/31 『これからお祈りにいきます』 / 津村記久子
2013/7/26 『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』 / 山田詠美
2013/7/20 『殺戮にいたる病』 / 我孫子武丸
2013/7/15 駄文・どんでん返しミステリーについて
2013/7/15 『ツナグ』 / 辻村深月
2013/7/11 『岳物語』 / 椎名誠
2013/7/9  『黄金を抱いて翔べ』 / 高村薫
2013/7/2  『工場』 / 小山田浩子
2013/6/25 駄文・スマートフォンの功罪について
2013/6/22 『ぼくは勉強ができない』 / 山田詠美
2013/6/15 『少女は卒業しない』 / 朝井リョウ
2013/6/12 『死の壁』 / 養老孟司
2013/6/7  『卵の緒』 / 瀬尾まいこ
2013/6/6  『一億総ツッコミ時代』 / 槙田雄司
2013/5/28 『うたかた / サンクチュアリ』 / 吉本ばなな
2013/5/24 『ルック・バック・イン・アンガー』 / 樋口毅宏
2013/5/20 『クラウドクラスターを愛する方法』 / 窪美澄
2013/5/17 『けむたい後輩』 / 柚木麻子
2013/5/13 『あの人は蜘蛛を潰せない』 / 彩瀬まる
2013/5/10 駄文・本と精神について
2013/4/30 『想像ラジオ』 / いとうせいこう
2013/4/22 『あなたの中の異常心理』 / 岡田尊司
2013/4/10 『千年の祈り』 / Yiyun Li
2013/4/5  駄文・文学賞について
2013/3/31 『今夜、すべてのバーで』 / 中島らも
2013/3/22 『何もかも憂鬱な夜に』 / 中村文則
2013/3/13 『生物と無生物のあいだ』 / 福岡伸一
2013/3/10 駄文・紙と電子について
2013/3/2  『ウエストウイング』 / 津村記久子
2013/2/24 『ブッダにならう 苦しまない練習』 / 小池龍之介
2013/2/16 『みずうみ』 / よしもとばなな
2013/2/8  『何歳まで生きますか?』 / 前田隆弘
2013/2/3  『ワーカーズ・ダイジェスト』 / 津村記久子

工事中…

ブクログというサイトで読んだ本のログをつけています。
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僕のなかの壊れていない部分

年明けから眠りがどうも悪かったので、今週から娘の寝かしつけの流れでそのまま22時ごろに寝るようにしたら、5時前に起きるっつうものすごい朝型人間になった。こないだ読んだ『1440分〜』でもなるだけ早朝の活動は奨励されてたし、まあしばらくこれで行こうかと思ってる。

 

久々に白石一文さんを読んだ。相変わらずの哲学埋め込み型小説。

僕のなかの壊れていない部分 (文春文庫)

僕のなかの壊れていない部分 (文春文庫)

 

なんでも記憶してしまう主人公と、複数人の女性の物語。中盤くらいまで主人公の心情が細かく描かれず、取っ替え引っ替え性行為しながら場面もコロコロ切り替わるので、イマイチ論点が何なのか散り散りな感じで読んでたが、後半に枝里子という女性の実家に行くシーンから一気に引き込まれた。

あなたは誰もが得る喜びや誰もが得る満足、誰もが得る悲しみに自分の身を任すことをためらっているのよ。何か新しいあなただけの喜びや悲しみがあるべきだといつも不平ばかりこぼしているの。

枝里子はこれでもかというくらい完璧な女性で正論をぶつけて来るが、それに対する主人公が、良いか悪いかは別にしてオリジナリティ全開の哲学で切り返す様が面白い。ベクトルは違うがかまいたちの山内が屁理屈言う感じと似てる。後半、主人公は実は過去に実の母親に捨てられた経験を持つことが明らかになるが、ここを読んで作家の窪美澄は「これは私のことだ」と思ったとも書評で書いてた。白石さんの文章は一見読者を突き放すほど独自性孕んでたとしても、なんか要所要所でグッと掴まれる感覚があってスルメ感がある。これも良い。

僕たちが抱えているこの寂しさは、誰のせいでもなく、ただ僕たち自身が生まれながらに背負わされてしまった必然なのだ。であるならば、たとえ誰の力を借りたとしても、この寂しさを癒すことなど決してできはしないのだ。

達観してる感が若干鼻につくけど、読みやすい哲学書、みたいに捉えると後半面白くなった。

RoboVac & 1440分の使い方

掃除ロボットのBraavaがバッテリーを替えてもイマイチ動作しなくなったので、悩みに悩んでRoboVacに買い替えた。水拭きと吸い込みの併用とかタイマー設定とか勝手に充電ステーションに戻ってくとか、まあさすが新しいだけあって良い機能揃ってるけど、なんたってスマホでのリモート管理が最高!適宜レーザーで距離測りながら部屋のマップ作ってく様は未来感じるし、出先でも彼が通った軌跡を確認できるんめちゃオモロい。あんまリモート管理て嬉しみないやろと今まで思ってきたけど、いざ使うとテンション上がる。

 

『1440分の使い方』読んだ。久しぶりのゴリゴリ自己啓発

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

 

公私問わず、1日(1440分)を効率化するって本で、これそのまま信じると恐ろしくストイックな人間が爆誕するやろけど、仕事を徹底的に効率化する(てか極力働かない)ことを今年の目標としてるんで、少なくとも働き方について多くのフィードバックが得られた。全部やってたらキリないけど少なくとも直近で今週やってみたんが以下

・受信トレイは常に空にする(全部アーカイブに放り込む)

・朝一でメールチェックせず、「今いっちゃん大事なもの」(MITっつうらしい)から取り掛かる

 

あとじわじわ身につけていきたいんが以下

・TODOリストは辞めて、全部スケジュール化する

・会議など一切無い、自分のタスクだけに専念する日を週1で設ける

・完璧を目指すより、まずザッと仕上げる

 

刺さったんはFacebookシェリサンドバーグが、家族との夕飯の時間をスケジュールに入れてるってとこ。

フェイスブックの成功を究極まで拡大したいという思いはあるが 、親子関係における 〝成功 〟のほうが彼女にとっては一層重要なのである 。

いや、ほんまそう!とヘドバンした。俺も会社ポータルに「19:00-20:00 娘とパプリカ踊る」とか入力したろかな。

飲み会や仕事など

昨日新年早々会社の飲み会で、まあメンバーは知った顔が多かったので楽しかったけど、58歳と40手前の2人のおじさまが「なぜ若い人たちは飲み会に来てくれないんですかねー」「きっとピンクが足りてないんですよー!ぎゃはは」と盛り上がる声が聞こえて、唖然として顎の骨が外れそうになった。まず、そもそもガチで思ってるとしたら問題外やし、ネタで言うてるんやろとしてもネタになってないからこれまた問題外。そもそも「飲み会に来て交流する」ことが当たり前やとされてるこの文化が間違っとんやから、アンタらが何をどう工夫して企画しようが、飲み会には行きたくない。カネが払うのが嫌な訳でもなく、おじさんばっかでくだらん話を聞くんが嫌な訳でもなく、「〇〇だから飲み会に行きたくない」訳でもなく只「飲み会に行きたくない」のだ。理由なんて無いことに気付け。そして飲み会に行かずとも良い関係を築け(子音踏み)。

 

仕事始まったが相変わらずやること多い。今年も去年に引き続き、徹底的に効率化を求めていきたい。あとグループ長の教えにより、降りかかった不条理な業務を他人にオフロードする術を掴みかけてる最中やから、今年これを昇華させてモノにしたい。1日のうち30分は効率化について突き詰める時間設けたいな。エディタは今更ながらvimに目覚めてしまって、結果.NETを使う人を若干蔑むような癖をつけてしまった。こうゆうのは正解がないから優劣を付けることなく、黙って背中で(=ディスプレイで)語る凛としたエンジニアで今年はいたい。

 

2020のやりたいこととしてオーディオブックがあって、今週から早速audibleで『サピエンス全史』を聴き始めてみたが、いきなり挫折しそうである。読み上げるときのあの抑揚がどうも気になる、あれ好きな人おるんやろか?再生速度2倍くらいでようやく違和感が薄められる感じやけど、これで数時間も聴くんちょっと持たん気がして萎える。周りにおらんから多用してる人おったら是非メソッド聞きたい。とかいいつつ電子書籍にも一瞬で順応できたから、無料期間終わった頃に平気で人に薦めてる自分がいそうでもある。

Black Box

年明け早々体調崩した。長期休暇は緊張が緩んだようでいつも体調崩すこの生体をなんとかしたい。やっぱ今年こそ運動せな・・と思いつつ何もしない、この性格も何とかしたい。奥さんの実家で観た録画のアメトーークで、さんまさんが「俺は体調を崩さない。」「俺は落ち込まない。そこまでの自信がない。」みたいなこと言ってて、あぁ別の世界線の住人・・と落ち込んだ。

 

伊藤詩織さんの『Black Box』を今更読んだ。 

Black Box

Black Box

 

2015年に元TBSワシントン支局長の山口さんからレイプを受けたとして、著者が2017年に発売した自伝。恥ずかしながら俺は、330万円の賠償が山口さんに昨年末命じられたことで初めて知った事件。ただそういった人は多いようで、本作は再び注目されているよう。

こういった自伝は(当たり前だが)著者の語り口からしか語られないので、ある種究極のバイアスがかかってしまうので危険やけど、どっちが真実とかではなく、伊藤詩織さんの社会に訴える筆致が中々に素晴らしいという点で良い作品でした。例えば海外経験の多い著者が語る国内教育について。

 社会に対して、「NOと言わなければNOではない」ではなく、「YESがなければ同意ではない」という教育もしていかなければならない。

清水潔さんに、会見にはリクルートスーツが望ましいと言われたシーン。 

私は、「被害者は白いシャツを着て、ボタンを首元まで留めて、悲しそうにしている」という、誰かが作り上げた偶像を壊したかったのだ。何を着ていようが、着ていなかろうが、責められてはいけないし、それが被害に遭った理由にされてはいけない。

良くも悪くも世間の注目を浴びながら尚、前を向くシーン。

いままで想像もできなかった苦しみを知り、またこの苦しみが想像以上に多くの人の心の中に存在していることを知った。同じ体験をした方、目の前で苦しむ大切な人を支えている方に、あなたは一人ではないと伝えたい。そして私は、この出来事がなかったら、きっと会うこともなかった人々に出会うことができた。 

レイプ被害の大半は届け出もしないという事実は、中々に闇を感じた。性差別は自分の会社とかですら当たり前のように蔓延っているので、そこの固定観念を強制的にでも変えていく必要は自分にもあるので、こういった本を読むことは非常に大事。あとどうしてもこういった事件をメディアが扱う場合はセンセーショナルな書き方になってしまってるので、本で読むこともまた大事。

 

RIZIN.20 感想

明けましておめでとうございます。年末は温泉に行った後奥様の実家に帰り、閉ざされたカントリーサイドで粛々と過ごしております。

 

早速ですが忘れぬうちに大晦日に行われたRIZIN.20の感想を。

 

・全体

大袈裟でなく、過去最も素晴らしい大会だった。UFC入れても遜色無い気がする(とはいえフル尺でUFC観たのってUFC200くらいだが)。勿論技術の観点では北米MMAに遠く及ばないのは承知やけど、前日の公開計量の面々とかを見てると、今国内MMAで出来る最大限のエンターテインメントを過不足なく実現してるなーとゆう感じで血が湧いた。あと俺はGYAOで観てた身なんで当然会場の熱を肌では感じてないけど、1試合目のムサエフvsケースの開始ゴング時点から「え、何でこんなに盛り上がってんの?」と驚くぐらいタブレット越しに声援が聞こえた。あのカードであの空気はRIZIN以降の新参ファンだけだと作れないやろし、かと言ってPRIDEおじさんだけでもない、新旧の声が入り混じって初めて為せる技やと感じて、ちょっと胸がグッとなった。しかもその一見過度とも思える声援の初速が、各試合の魅力により決して弱まらず、後半どんどん膨れ上がってく様は感動した。去年のM1でも思ったけど、出場者と観客のバイブスの相乗効果が見事にハマってた。こんな大会は今後無いように思う。

 

・個別

個々の試合もとにかく素晴らしく、捨てカードがマジで無かったんやけど泣く泣くピックアップしよう、、

 

個人的FONはライト級GP決勝のムサエフvsフレイレRIZIN縛りやとFOY。RIZINは視聴率というキョーレツな第三者ジャッジが付き纏う以上、純粋な強さ以上に話題性・国民性でカードを選ぶ必要があるので矢地や川尻を出さざるを得んのは仕方ないが、ムサエフのように「単純にヤベー外国人」がベルトを巻くのはやはり素晴らしい。とゆうかGPの準決4人やと正直誰でも良かったけど、フレイレとケースはどうしても他団体の選手感が拭えんかったんで、RIZINが産んだ(って言って良いよな?)ムサエフが頂点取ってより嬉しい。Bellator背負うフレイレが負けたってことで、今後いずれかの団体で統一戦が組まれるのは間違いないし、それを思うとムサエフは矢地あたりとアイドリング試合を上半期に挟んで、そのあといざチャンドラーとガチンコ試合組んで夢を見させてほしいと願う。

 

あとは生中継一発目のカードだったらしいRENA vs リンジー・ヴァンザント。大会前はあんま騒がれてなかった気がするんやけど、RIZIN的にはかなり重要なカードやと思ってたがどうなんかな?RENAは前Bellatorでものの数分に負けてるし、このリマッチを今回ホームで落とそうもんならマジでMMA引退あると思ってたんで、そうなると視聴率女王を失うことになるぞRIZIN、、!と割とドキドキしながら観てた。が蓋を開けてみればやはりスター!!前回同様のグラウンド展開の危機シーンも見せつつキチンと対処し、「やっぱ立ち技の選手やなぁ」と思い出させるキョーレツなスタンド技術も健在で、最後はTKO勝利で号泣シーンも入れる。浅倉や浜崎ではなし得ない、マスに刺さる魅せ方を意識的にも無意識的にも実証してて、号泣シーンで感動も相まってちょっと泣いた笑。 ルックスに似合わず、光と闇があれば何故か闇が似合うRENAやけど、彼女のMMA人生も多分そう長くは無いんやろなと何となく感じるので、これからもしっかり観ようと思った。

 

あとインプレッシブファイターで言うと、これも毎度のことやけど山本美憂那須川天心。山本が毎試合進化するベンジャミンバトンなことは有名やけど、今回のアムザロケットは23歳の新進気鋭女子、さすがに年齢倍やぞキツいやろ、、と思てたら、3R全くスタミナ落ちることなく華麗に漬けきって完勝。どうなっとんねん!山本の試合は塩っぽいっつう批判をよく見るけど、個人的には15分間漬けきることの凄さをただ堪能するだけでも十分観る価値があるので、1RKOを欲するSNS世代の方々へのアンチテーゼの化身として是非これからも漬けまくってほしい。

天心は言わずもがな。年末にクソしょーもないゴシップで勝手に注目させられて実に可哀想やったけど、逆に逆手にとって圧勝する21歳。彼だけはパラレルワールドに生きてるように思うので、RIZINにおいては2020年も超人シュタイナーの感覚で観続けたい。

 

その他にもケイプののし上がり方と朝倉海の転落っぷりの切ない対比、いい意味でやることが出来た浜崎と石渡など、見所満載やった大会。地上波という呪縛に屈さず、これからもガチカードを見たいという気持ちが切に湧いた。今年もよろしくお願いします!!