- 作者: 蒼井優
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
『8740』 / 蒼井優
★ × 80
【内容紹介】
女優・蒼井優が本当に会いたい人たちと“はなしを"してきた、雑誌『MORE』の人気連載が一冊になりました!
小泉今日子、大竹しのぶら、豪華ゲスト33名との貴重なエピソード満載トークに、著者の特別インタビューも掲載。
私は好きな芸能人がしょっちゅう変わる移り気な人間ですが、おそらくこれまで「やっぱ好きやわ~」と感じた回数が最も多いのが蒼井優さん。
(てことは現段階で、地球上最も好きな雌ということになるのか…)
『花とアリス』『百万円と苦虫女』『人のセックスをわらうな』『リリィシュシュのすべて』等々で虜にさせてくれた演技力は勿論、まあ顔も声もスタイルも、実は知的な所も、話している最中にたまに出る「あざとさ」も、分かっていながら大好きなんですよ、えぇ。
だからMOREの対談集だなんて、普段全く興味ない書籍も買ってしまいますよ、えぇ。
本書は2011~2014年にMOREで連載された蒼井優の対談を集めたもの。
対談の相手はリリー・フランキー、小泉今日子、鈴木敏夫、古田新太、羽海野チカなど、蒼井優が舞台や映画でお世話になった方々約30人です。
こればっかりは女性誌の対談ということで仕方ないのですが、とにかく一人一人のボリュームが少なすぎる…。
話始めて薄ーく核心に触れてハイ終わり!で次のお相手に移行の繰り返し。
リリー・フランキーやキョンキョンの話は特に面白そうだったので、非常に残念でした。
会話を2倍くらいに、或いは蒼井優のあとがきを2倍くらいに増量して2000円くらいで売った方が楽しめただろうなと勝手に思います。
辛口レビューですが本書の良かった点は、肝心やはり蒼井優の魅力…。
物凄く運動神経が良かったり、実は学生時代全国模試で二位になるほど数学が得意だったりと、
お前どんだけ恵まれてんだよ!と全女子ひねくれそうなエピソードもありますが、
実はそれが全て努力の賜物、ストイックさの為せる技であるってとこをちゃんと読んでほしい。
…いや、気持ち悪いな、要はだから、対談の相手がどうであれ、完全に蒼井優ファン向けブックになってしまっているのです。
最後に、読んでいて『花とアリス』もう一度観たくなったので、私が一番好きなシーンを貼り付けておきます。
とりあえず、ファンの方は間違いなく楽しめる本でした。