悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46 Blu-ray スペシャル・エディション(2枚組)
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2015/11/18
- メディア: Blu-ray
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『悲しみの忘れ方』 / 乃木坂46
内容(「Oricon」データベースより)
結成3周年を迎え、着実に知名度をあげてきた美少女アイドルグループ・乃木坂46。だが今までその舞台裏の姿はほとんど表には出てこなかった。そんな彼女たちの素顔に初めてスポットが当てられた、ドキュメンタリー映画。密着取材で初めて明かされる幼少時代、オーディションを受けた本当の理由、秘密の場所と時間…。正統派美少女グループ乃木坂46の真実がここにある!完全生産限定盤のBlu-rayコンプリートBOX。
かれこれ4年ほど、バナナマンのTBSラジオ『バナナムーンGOLD』を聴いていますが、
まあ聴いている方は分かると思いますが、バナナマンてホント、いい〜感じなんですよね笑
2人の仲の良さとか、日村さんの信じられない芸達者さとか、設楽さんの優しいイジメとか、2人のダベリをどれだけ聴いていても飽きないのは本当にすごいと思います。
んで、そんなラジオで月に一回くらいは必ず話題になるのが、バナナマンが長年一緒に番組をやっている乃木坂46。
ラジオで初めて乃木坂を知ったのは多分「ひむたんビーム」というコーナーだったと思います。
んで、話題の彼女たちは一体何なんだということで、今年に入って初めてバナナマンが司会の『乃木坂工事中』を試しに観てみたのですが、そこからじわじわと番組にハマってしまい、
気づけば乃木坂の文字を見るとオッと思ってしまう自分がいて、
んで、
今回とうとうドキュメンタリー映画を観てしまいました。つまり初めてお金を落としました 笑
(ネットで調べると、どうやらバナナマン→乃木坂にハマる流れはかなり多いそうです笑)
本作はデビュー前からオーディション、そしてデビューし、そこからは怒涛の勢いで世の中に出て行かざるを得なくなった彼女たちを数年間追ったものです。
世の中に完全に認知されてからの彼女たちしか知らない私からすると、当時の彼女が「ただ学校に行きたくなかったから」「お金がなかったから」「家を出たかったから」「母親が応募したから」などという理由の普通の女の子だったことがまず驚き。
それで受かってしまい、にわかに寮やホテルでの缶詰め生活とレッスン、それで数か月後にzeppを埋めるという流れ、
こんな速度で変わる状況なんて、普通に生きててそうないでしょう。それを10代20代で経験するという精神状態って一体。。
特に前半はその色が濃く、彼女たちのあか抜けないボヤボヤした感じが続くのですが、この辺で最も印象が変わったのが、デビューから数作センターを務め、AKBとの兼任で話題にもなった生駒里奈さん(乃木坂工事中を観る以前に、私が顔と名前を認識していた唯一の乃木坂メンバーでもあります)。
ニワカな私は基本的に乃木坂工事中の中の乃木坂しか知らなかったので、生田絵梨花・松村沙友里、秋元真夏といったバラエティ力のあるメンバーに注目が行ってしまいがちで、生駒さんについてはあまり知りませんでした。
ただ、本作の前半でデビュー間もない乃木坂が、AKBと同じ舞台(つまりドアウェイ)に立たされデビュー曲を歌わせれる場面があるのですが、
そこでセンターとなった生駒さんが、AKBのファンに向かって涙を堪えながら「認められる存在になりたい」と話すシーン、
私は涙を堪えきれず「認められる存在になったね!」と思いながら観ていました笑
彼女もまた他のメンバーのように、過去イジメられていた自分を変えたい変えたいと思って出てきている一人で、決してセンターに相応しい人間ではないと葛藤を抱えながらも、
上記の場面の前後で彼女の覚悟とかプライドの高さとかが出まくっていて、ここが私なりのハイライトでした。完全に見る目変わりました。
あと(すいませんオジサンがアイドルについてダラダラ語って)西野七瀬さんという、おそらく今1、2を争う人気らしいメンバーの1人がいるのですが、これまた全く注目していなかったのですが、
あまりヤル気のなさそうに見える彼女が
「チャレンジすることが良いと気づいた。
チャレンジして、ああこれは出来た。ああこれは出来なかった。
と、分かるのが嬉しい。」
みたいなことを言ってる場面があって、何か自分に置き替えて妙に元気もらいました。笑
ということで、これまで失礼ながらバナナマンのおまけ程度に認知していた乃木坂ですが、本作を観てヲタの入り口に立つことくらいはできたかもしれません。笑
乃木坂知らない人も、デビュー時の生駒さんの佇まいだけは是非観てほしいと思います。