奥さんから、いとこが癌で亡くなったと連絡が来た。話を聞いてから1年足らずで転移が進行し、まだ30代後半で本当にやるせない。家族のことを思うだけで気持ちが潰れそうになるし、奥さんや娘が先に亡くなると想像するだけで喉をギュッと締められる感覚になる。死は平等やと言うけど、生きた時間の長さや遺族の悲しみの重みの不平等さはどやねんと思うし、例えば寿命が50までだった昔の時代だと30後半っつったら今でゆう70, 80歳換算になる、みたいなイメージもしてみるけどなんの意味もないし、とにかくやるせなくて何やねんと思う。
もし自分が余命1年と宣告されたらどうするか、みたいな問いはよくあるし、そう発破をかけられると確かに今やってる仕事や貯金や無駄時間の費やし方はバカバカしくもなるが、いざ何をするかって言うとホンマに分からん。村上龍の小説『最後の家族』に言わせれば、自分も周りも元気な状態、それが結果的に一番良い状態、それは分かる。けど、じゃあ元気な状態ってナニ?て感じ。結局仕事して家族や友達と遊んでYouTube観る気もする。こうゆう問いはどう考えれば良いか分からない。それを知りたいから本を読んだりもするけど、いざ想像しようとしてもそのノウハウが出てこない。自分のレビューを見直すんがいいのか。
ああ、書きながら自分は、こういった分からん問いに対して何かヒントを得るためにも、これまで本を読んでレビューを書いてきたんだってことを思い出した。
てことで今日のタイトルは本のレビューを書く意味とした。