『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』 / パリッコ
計算を間違ってなければ、本書が2024年に読んだ本の50冊目。このままいくと今年は80冊くらい、、?やはり夏は読むペースが鈍化する。
『缶チューハイとベビーカー』に続きパリッコさん。あっちは育児モノやったけど酒場ライターとしてのパリッコさんからするとコッチが本業、主に食に関するエッセイ。
宇多丸さんの帯にもあるように「今そこにある幸せ」がどの章からも溢れ出てる。コンビニや街の商店街で買ったものをリメイクして、部屋に張ったテントや公園に出した一人掛けキャンプチェアに座って酒を片手に食す、という行為を繰り返すパリッコさん。
連載時期が2020年のコロナ禍全盛期で、「居酒屋で」「人に会って」「酒を飲む」という旧来の余暇の過ごし方を見直さざるを得ないタイミングだったこともあり、パリッコさんご自身の仕事にもストレートに影響あったと思うが、全くその悲壮感なく、コロナ禍に見事にアジャストしている。
それが生きる上で必要に駆られたパラダイムシフトでなく、あくまで「自分がやりたいから」変化したというスタンスだから気持ちいい。これが出版されたのが2021年というコロナ禍で、実際俺がパリッコさんを知ったのもこの時期やし、逆境を見事に乗り切っててちょっと啓発もされた。
ひとまずホットサンドメーカーがめっちゃ欲しくなったのと、コンビニで買ったカップスープに焼き鳥ぶち込んでお湯注ぎたくなった。
