寒すぎる、、
大前粟生さん『おもろい以外いらんねん』読了。
こないだ初めて行った大阪のtoibooksの一角で大前さんの著書特集が組まれてたから買った1冊。学生時代に仲の良かった3人の男子が、コンビを組んで芸人になった2人とそれ以外の1人に分かれていく小説。ジャンル的には青春小説やし、オチも正直テンプレートな設定やった。ただ、コロナ禍でリモート収録番組で男性芸人が女性芸人にセクハラ発言した次の日、逆に女性芸人側に誹謗中傷が飛んでしまうとか、「誰も傷つけない笑いで素晴らしかった」的にお笑いが評されることへの葛藤とか、
描かれる世界観はめちゃ実態に則して書かれてるのはオモロかった。あと、登場人物たちの掛け合いとか漫才の描写とかは、著者が91年生まれというもあってかめちゃ自然で読みやすい。