GW終了。娘もタイから帰って2日で日本にアジャストし、元気に保育園に通いだした。5月連休明けは子どもにとって引きこもりのタイミングだと言われてるが、2歳の今のところは大丈夫そう。どうかこれからも毎年、淡々と連休明けを迎えて人生楽しんでってほしい。
各所で話題の『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだ。
カウンセラー目線で、韓国人女性であるキム・ジヨンの生涯を描いたフィクションもので、作品は一言で言うとフェミニズムの塊。そこが韓国文学とはいえ日本人も共感を得られやすく、こうやって売れまくってるんやろう。もう最初から最後まで、とにかく女性がこの世界で如何に生きにくいかってことを、ちょっと胸焼けするほど主張しまくってる。俺もそうやったけど、これを読んで己を見つめ直す男性は多いと思う。育児に関して『俺も手伝うよ』と言う発言、仕事復帰に関して旦那がフルタイム、妻がパートタイムという選択を当然の如く取る風潮、日本じゃ未だ当たり前の風景やけど、こうやって文字起こしされると改めてこの異常な性差に気づき、男性の俺でも身につまされる。
一応小説という形態ではあれど、あまりにフェミニズムに寄りまくった作品なので若干疲れた。ただ訴えてることはそのまま日本の現状に置き換えても違和感ない事なので、特に働くメンズ達はマストで読むべき作品と思う。