本が溢れてきたので本棚を買い足そうと思い、今持ってる無印の薄型ラックN増しかなと軽い気持ちでいたらまさかの廃番やった。こんな使い勝手いいのになして、、?調べたけど既製品でピンとくるやつがなく、セミオーダーメイドの、今の2倍の幅1600mmにしようか迷い中
そんな時にはるな檸檬さん『れもん、よむもん!』読了。実家に本が2000冊あるというエピソードが出てきてコーフン!
東村アキコさんの後輩で、昔『れもん、うむもん!』を読んだことあったが、本作ははるなさんが親になる前、幼い頃から本に溢れる生活だったことを綴った自伝漫画エッセイ。『10代のための読書地図』の中で紹介されてたから読みたいリストに入れてて、ただエッセイ漫画という軽いイメージから後回しにしてたけど、想像よりもずっと素晴らしかった。はるなさんは幼い頃から家にある2000冊の本の中から興味ある作品を片っ端から四六時中読んでて、やがて学生になって本好きの友達を見つけ、山田詠美や椎名誠など読んでは語るという人生を送ってきてる。華々しくは無いけどめちゃ大事な要素が詰まってて、特に友人であるもう1人のはるなさんとの関係性は、昔重松清の『きみはともだち』を読んだ時に似た、大事なともだちが1人いれば生きていけるという強いメッセージを受けた。
あと作中で紹介されてる山田詠美の『風葬の教室』は是非読みたい。クラスでイジメに遭うものの、その解決策が、加害者1人1人を自分の心のウチだけで殺す(侮蔑する)ことであるというオチらしく、調べると1988年刊行らしいけど聞いたことなかったのでめちゃ興味ある。
本書にも書かれてたけど自分の読書遍歴を深掘ってくのは結構しんどい作業で、けど得られるものもの大きいやろからこんな素人の俺でも何かのタイミングでマイ遍歴を掘ってみたい。