『さみしい夜にはペンを持て』 / 古賀史健
podcastで紹介されてた一冊。『嫌われる勇気』を代表作とする超有名作家・古賀さんを初めて読みました。
読み始めた途端、登場人物を他の生き物に比喩したファンタジー系小説の体で進んでいくつくりに「ウッ」となったが、あまりにサラサラ読めてしまうので一気に読了。
主人公のタコがヤドカリと出会い、日記を書くことの大切さを学んでくというストーリーだが、
「書くことは考えること」「思うことと考えることは異なる」といった、感覚的には「そうだよな」と思うことを、小学生でもわかる平易な言葉で縁取りながら、小説に落とし込んでいく様は見事過ぎる。
好きか嫌いかというより、「さすが、、」という評が似合う感じ笑
聴いたpodcastの方は子どもに読ませることでとても良かったと言っていた。確かに第2の自分を日記の中に形作っていくというのは、自らサードプレイスを作るようで良いと感じる。子どもの手の届く高さの棚に置いておきます。