1週間の冬休みが終わり今日から2023年仕事始め。長期休暇明けは毎回仕事モードに戻れないと始まる前は思うけど、無理やり己をドライブさせるべくいつもより早めに始業してサーバ類立ち上げていった頃から徐々にバックアゲインしてきて、年末に無理やり蓋をして目を背けていたいくつかの手持ち作業に向き合いながらあっという間に1日が終わっていった。多分社員全員が始業前そういう気持ちで、それでも仕事だからといってスイッチ入れて個々が動くことで結果会社ないしは経済全体が回り出すという感じは嫌いじゃない。けど疲れた。
竹田ダニエルさん『世界と私のAtoZ』読了。
35歳、ミレニアル世代の俺から更に若い、1990年代中盤から2010年代序盤が出生日の「生まれながらのデジタルネイティブ」Z世代についての考察本。著者の竹田ダニエルさん、恥ずかしながら知らなかったがこの方もアメリカ在住Z世代の日本人。音楽やファッション、政治や宗教、恋愛や仕事などの切り口で、各章でZ世代について解説している本。
たとえばファッションであれば「太っていても美しい、どんな体型でも美しい」というのがYまでの世代間での言説であったなら、Zでは「そもそも体型を美しさという判断基準に当てはめる必要がなく、健康と精神的な幸福が優先されるべき」という世代である、といった風な形式でZの定義を提示していて、その1個1個は確かにオモロいんやけど、
なんてゆうかその提示の仕方が「Zはこうだ」というかなり紋切り型になってて、その解説ごとに特に出典が付与されてるわけでもないので、中盤あたりから「その言説はZがどうというより、著者ダニエルさんがそうだ、というだけではないのか・・?」という気持ちが湧いた。むしろZ世代って、そもそもそういう「Zはこうだ」という括りで囲えないほど多様化された世代なのでは?と、Zの解説本ということ本の意義そのものに疑念を抱いてしまった。文章は上手いから読みやすいんやけど、ちょっとあまりのめり込めないまま読了。