2023-01-01から1年間の記事一覧
濵田真里さん『女性議員を増やしたいZINE』読了。 blackbirdbooks.jp タイトル通り、女性議員を増やしたい著者が、女性議員を増やすために書いたZINE。数年ほど前からフェミニズムの本をコンスタントに読むようになってから、自ずと日本の社会構造の問題にぶ…
綿矢りささん『嫌いなら呼ぶなよ』読了。 嫌いなら呼ぶなよ 作者:綿矢りさ 河出書房新社 Amazon 4つの短編から成る作品。 整形、推しYouTuber、不倫と、「これぞ若手女性作家が切り取る社会でしょ?」と言わんばかりの敢えて感あるテーマ群で笑ってしまった…
今日マチ子さんの画集『From Tokyo わたしの#stayhome 日記2022-2023』読了。 From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023 作者:今日マチ子 rn press Amazon 『Distance』『Essential』 に続く3作目で3部作であり、本作で完結。頭文字がD→Eときて、Fは「Fina…
植本一子さん、碇雪恵さん、柏木ゆかさん『われわれの雰囲気』読了。 ecdstore.thebase.in 著者の1人、柏木ゆかさんが事故に遭い、ICUに入ったが意識が戻らないと一報を受けた他2人が、意識が戻るまで日記をつけ、いつかまとめて本にして売り上げを柏木さん…
繁延あずささん『ニワトリと卵と、息子の思春期』読了。ニワトリと卵と、息子の思春期作者:繁延 あづさ婦人之友社Amazon昔から気になってたものの読めてなかったが、島田さんの『電車の中で本を読む』内で紹介されてて背中を押され購入。著者の息子が小学生…
植本一子さん『愛は時間がかかる』一気に読了。うごーーーーー, すごいパワー!! 愛は時間がかかる (単行本) 作者:植本 一子 筑摩書房 Amazon 4年ぶりの単行本らしいが、その間に出てたZINEや自費出版を読んでたので久しぶり感はなかった。 これまでのエッセ…
連休明け疲れ気味。4月から頑張って小学校に通ってた上の子がこないだ遂に朝爆発し、1日だけお休みをした。大人もこんなに疲れてるんやし子どもだってそうよね、、生きてるほとんどの時間がご機嫌で元気に保育園行ってる2歳の下の子が異常なだけ。月1くらい…
GW明けてしばらくレビュー放置。 妻が育児休業から復帰し、5月から家族全員仕事|学校|保育園へ通い始め、時間に対する意識とイレギュラーに対応するための緊張感がグッと増した。 というか小学1年生って14時半とかに帰ってきちゃうのね。。5年間の保育園…
金川晋吾さん、『いなくなっていない父』読了。素晴らしい! いなくなっていない父 作者:金川晋吾 晶文社 Amazon こないだ読んだ『father』の続編的エッセイ+日記。というか、前半は『father』に描かれていた内容と多々重複しており、初め「なんか焼き増し…
川上未映子さん『黄色い家』読了。 黄色い家 作者:川上未映子 中央公論新社 Amazon 個人的には『夏物語』以来の著者。WOMEN'S READING MARCH 2023でNINE STORIESの方が確か選書されてて購入したが、前知識なかったので読み始めて驚き、、ガッツリ長尺の骨太…
植本一子さん・滝口悠生さん・金川晋吾さん共著『集合、解散!』読了。 『三人の日記 集合、解散!』 | 石田商店 指定された1日を各人がそれぞれ日記書く、というコンセプト本。往復書簡とかでもなく、同じ時間軸やけど別の空間軸を各人が書くので、当然なが…
佐藤友美さん『ママはキミと一緒にオトナになる』読了。良かった、、!! ママはキミと一緒にオトナになる 作者:佐藤友美 小学館 Amazon 小学生の息子との二人暮らしを通じて佐藤さんが感じたことを徒然なるまま描かれたエッセイ。ちょうどコロナ禍3年間分、…
とある事情で音声を文字起こしする機会があったので、手順のメモ。OpenAI製のWhisperを使う。最後にコードを貼っています。環境 PC: MacBook Air Retina 13inch, 2019 CPU: 1.6GHz Intel Core i5 デュアルコア メモリ: 8GB 2133MHz LPDDR3 言語: Python3.10 …
畑野智美さん『トワイライライト』読了。 トワイライライト 作者:畑野智美 twililight Amazon 本書と同名の東京に実在する、個人的に行ってみたい独立系書店「twilight」とのコラボ的に出た小説。物語の中に実際に店が出てきて、お客さんの主人公がとある男…
アニー・エルノー著『嫉妬/事件』読了。 嫉妬/事件 (ハヤカワepi文庫) 作者:アニー エルノー 早川書房 Amazon WOMEN'S READING MARCHで知った1冊、著者アニーさん、ノーベル文学賞受賞者やったが、海外文学に疎い俺、当然知らず。2編入った短編集で、 『嫉…
『WOMEN'S READING MARCH 2023』読了。 — 3/8-28 WOMEN'S READING MARCH 大好きな本屋1003で毎年、1003とNINE STORIESの店主お二人が、国際女性デーから1ヶ月間のフェミニズムフェアで出されてる選書本。毎年くらってるが今回も良かった。お二人は本を通じて…
『IN/SECTS vol.16』読了。 IN/SECTS vol.16(本をつくる) 合同会社 インセクツ Amazon 新しくなった近所の芝生公園で一気読み、面白かった。 本号特集は「本をつくる」。片田舎でせっせと自費出版しまくってる個人書店が多く取り上げられていて、ベタやけど…
週末、久々に古本屋「ワールドエンズガーデン」へ。上の娘はいわゆる漫画日本の歴史系を1人で黙々と読めるようになっていて、真ん中のソファで1時間くらい平気でいてくれてるので、こっちも選ぶ時間たっぷりでサイコーやった。本や絵本もろもろ7冊ほど購入。…
雁須磨子さん『あした死ぬには、』2〜4巻読了で完結。素晴らしかった、、、漫画ジャパン恐るべし! あした死ぬには、4 作者:雁須磨子 太田出版 Amazon 主人公・本奈さんと学生時代の同級生の計3人の視点で、42歳となった各々の物語が進む構成。仕事の過労で…
マリヲ『世の人』読了。 世の人 (暮らし, 02) 作者:マリヲ 百万年書房 Amazon 去年読んだ堀静香さん『せいいっぱいの悪口』を出版してる百万年書房。今回もエグいジャケセンスであり、本屋で見かけて刹那、何も知らんままジャンピング購入。 阪急淡路在住の…
僕のマリさん『書きたい生活』読了。 書きたい生活 作者:僕のマリ 柏書房 Amazon 『常識のない喫茶店』の完結編として出されたらしい本作。喫茶店でのアルバイトを辞め、パートナーと暮らしながら物書きとして生活を営み出した20代後半から30代にかけての日…
雁須磨子さん『あした死ぬには、』1巻読了。 あした死ぬには、 1 作者:雁須磨子 太田出版 Amazon 知らなかった、、面白い!4巻まであるそうで一気買いしよう。 42歳、更年期を疑う女性が主人公の漫画。正直、爆裂絵が上手いわけでもなく、腹抱えて笑える程で…
長島有里枝さん『テント日記/「縫うこと、着ること、語ること。」日記』読了。 テント日記/「縫うこと、着ること、語ること。」日記 作者:長島 有里枝 白水社 Amazon 『ははとははとの往復書簡』で知った著者(往復書簡内では日本側で執筆されてた方)。こ…
素晴らしかった。滝口悠生さん新作『ラーメンカレー』読了。 ラーメンカレー (文春e-book) 作者:滝口 悠生 文藝春秋 Amazon 前半は小説、後半は手記の構成。手記は、窓目くんという滝口さんの実際の友だちが綴ったものを作品用に加筆修正したもの。という、…
写真家の金川晋吾さん著『father』読了。 金川 晋吾 father 作者:金川 晋吾 青幻舎 Amazon 文學界で紹介されてて知った本。前半は金川さんが父親を撮った写真集、後半がエッセイ(というか日記)の構成になってる。前知識なく読み始めたから、前半の写真集は…
『文學界(2023年3月号)』読了。特集は「滝口悠生の日常」。 文學界(2023年3月号)(特集 滝口悠生の日常) 文藝春秋 Amazon 特集を読みたくて購入。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』で約2週間13光年彼方へ飛ばされ続けた反動からか、ただ滝口さんが歩…
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』下巻読了。2週間、宇宙の海を泳ぎ続けました、、、 プロジェクト・ヘイル・メアリー 下 作者:アンディ ウィアー 早川書房 Amazon 『火星の人』の著者、アンディ・ウィアーの3作目。フォローしてる本のインフルエンサーが…
アンディ・ウィアー著『プロジェクト・ヘイル・メアリー』上巻読了。 プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 作者:アンディ ウィアー 早川書房 Amazon まだ上巻なのでレビュー控えます、、ともかくアガりっぱなし。 サイエンスをこんなにもエンターテイメントに…
アサノタカオさん著『「知らない」からはじまる』読了。 「知らない」からはじまる 10代の娘に聞く韓国文学のこと | itoito アサノさんと、韓国好きなアサノさんの娘「ま」が著者。2人のインタビューとエッセイから成る作品で、テーマは一貫して韓国について…
武田砂鉄さん『父ではありませんが』読了。サイコー!! 父ではありませんが 第三者として考える (集英社ノンフィクション) 作者:武田砂鉄 集英社 Amazon 結婚していて子を持たない著者が、「父親ではない」状態からの言葉が世の中にあまりないことに気づき、…